上達方法

初心者向けに棒銀戦法の定跡や狙いについて解説!相掛かり系棒銀!

 

初心者の皆さんは将棋を漫然と指していることも多いと思います。ここでの漫然とは狙いなく、前へ駒を進めていることを指しています。

しかし、将棋は1手ずつしかさせないがゆえに1手の価値が勝敗を決します。

ここでは漫然と指していた初心者の皆さんに棒銀戦法を簡単に説明します。この記事を読めば、棒銀でバッタバッタ勝ちをもぎ取れます。

>>対四間飛車の定跡はこちらから

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棒銀とは

居飛車党の戦法のひとつで、銀が棒のようにまっすぐ攻めていくさまをさして棒銀と名前が付いたといいます。なんだかもう少しましな名前はなかったのかと疑問に思うポイントでもあるのですが・・・。

 

 

棒銀の狙いは

 

棒銀の第一の狙いは単純明快で、飛車先の突破である。飛車先の突破とは竜を作ることでもあります。

また第二の狙いは飛車先の突破を狙いながら、自分の銀と守りの銀を交換するのが狙いです。

相手が初心者ではない限り第一の狙いは達成できませんが、第二の狙いは意外と達成できます。第二の狙いの銀交換が果たせれば棒銀が成功と言えます。

棒銀は居飛車にも振り飛車にも対応可能

棒銀は居飛車にも振り飛車にも対応できるので、アマチュアでもプロでも人気の戦法です。

大きく棒銀の戦型としては4つほどあります。

対居飛車棒銀

・相掛かり系

 飛車先の歩をどんどん伸ばしていく戦型です。

・矢倉系

 将棋の純文学と言われる戦型。

対振り飛車

・ノーマル振り飛車

 昔からある振り飛車側から角道を塞ぐ振り飛車

・角交換系振り飛車

 角道を素通しのまま戦う戦型です。

この4つについて簡単に解説してきます。

まずは相掛かり系の棒銀から定跡に触れていきます。

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相掛かり系の棒銀

相掛かりは、先手も後手もどんどん飛車先を伸ばしていく戦型です。簡単に定跡を解説していきます。

飛車先を伸ばすので

初手からの指し手は

▲2六歩、△8四歩、▲2五歩、△8五歩

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相掛かり系の将棋はお互いどんどん飛車先を伸ばします。

4手目以降、▲7八金、△3二金

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お互い金を移動させます。これは飛車先を突破されないための手です。少し進めると意味が分かります。

ここで先手は飛車先の歩を交換します。

6手目以降、▲2四歩、△同歩、▲同飛、23歩打

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金が上がっていないと2三歩と打っても飛車が成られてしまうところです。△3二金と上がったのは飛車先を突破されないために歩を打てるようにした意味があります。

10手目以降、▲2八飛

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先手は無事飛車先の歩を交換することに成功しました。

「飛車先の歩の交換には3つの得あり」という格言があります。

1.歩を1枚持つことができる

2.飛車の効きが相手陣へ直射できる

3.歩がいなくなったことで、飛車先に銀などの攻め駒を進めさせやすくなる

と3つの得があります。飛車先の歩が交換できるときには交換してしまいましょう。

 

11手目以降、△8六歩、▲同歩、△同飛、▲8七歩、△8二飛

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後手も同じく飛車先の歩を交換してきますが、歩を打って飛車を追い返しておきます。

 

 

16手目以降、▲3八銀、△62銀

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飛車先の歩が交換できた後は、棒銀なので銀を前線へ送り出してあげましょう。

 

 

18手目以降、▲2七銀、△5二金、▲3六銀

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このようにどんどん銀を前線に進めるのが棒銀です。棒銀の威力がわかるように後手には接待プレーをしてもらいます。

 

21手目以降、△6四歩、▲3五銀、△4一玉

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さてぐんぐん前線に出てきた銀ですが、この先には歩の効きがあって進めません。ここではどうしますか。

以前に解説した手筋が使えますよ!

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▲2四歩が習いのある手で、合わせの歩の手筋ですね。これは以前合わせの歩の記事で解説していたのでわかったと思います。

これは当然放置すると(△6三銀等と適当に指すと・・・)

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▲2三歩成等後手は痛い目を見ることになります。

2四歩と合わせられた時には素直に歩を取ります。

 

 

25手目以降、△同歩、▲同銀

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ここまで来たらわかると思いますがもう相手は飛車先の突破を食い止める手立てがありません。

次に銀が侵入していることが見えていても防げないことを確認してください。

後手は被害を最小限にしようと角の逃げ道をつくります。

 

 

27手目以降、△3四歩

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ここで覚えておく手があります。

当然銀が2三に進むのですが、

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▲2三銀不成とするのが読みの入った手です。後々効果がわかります。

ここで当然△同金とすると

1 2

 

▲同飛車成で金はとられるは竜は作られるは、後手は泣いても泣ききれなくなります。

 

▲2三銀不成には角が逃げる手です。

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ここで▲3二銀成、後手同銀としてもいいのですが、

6

少し明快さにかけます。飛車も成り込めなくなっています。

 

もう一度角が逃げた局面を見てください。

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先ほどあえて成り込まなかった銀が活躍できます。

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▲3四銀成!先ほど成らなかったは3四に移動できるようにするためでした。これで角に当たっています。ちなみに飛車で2一の桂馬を取れる形でもあります。この2つ狙いを防がなくてはいけませんが・・・。

仮に31手目以降、5五角と逃げれば、2一飛車成があります。

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こうなっては困るので、後手は2二角と逃げます。2二を塞ぐことで2一の桂馬を取られるのを防いでいますが・・・。

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さてこの局面よく見てください。大きな1手がさせます。これも解説したので思いついてほしいところです。

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▲2四歩!!これが垂れ歩となっていますので、次の2三歩成で相手陣は崩壊します。

合わせの歩垂れ歩も出てきましたね。マスターしておいてください。

 

このように棒銀は飛車単体では突破できない飛車先を、飛車と銀の力で突破する戦法です。

こんなにバッチバッチに決まることは稀ですが、棒銀の破壊力がわかっていただけたと思います。

 

 

まとめ

棒銀の狙いや相掛かり系の棒銀の定跡について少し触れてみました。

変化まですべて覚えるのではなく、1手1手の意味を理解して指せるようになれば、知らない局面になっても、方向を見失わずに済みます。

>>12月20日追記対四間飛車の棒銀戦法についてもまとめてみました。

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