[chat face=”syosinnsya.jpg” name=”ひよっこ” align=”left” border=”gray” bg=”gray” style=”maru”]序盤・中盤・終盤スキがないよね!キリッ![/chat]
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こんにちは、こんばんわ!
当サイト『はちみつ将棋カフェ』の管理人のはちみつ(@hachimitsushogi)です。
どんなゲームにも序盤·中盤·終盤がありますよね?
将棋も序盤·中盤·終盤の考え方がとても大事です。
しかし、この将棋の序盤·中盤·終盤の考え方や価値を見誤っていると将棋の上達はおろか、将棋で勝つことがなかなかできなくなるかもしれませんよ?
そこで今回は将棋の序盤·中盤·終盤の考え方や価値を紹介しようと思います。
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将棋の序盤·中盤·終盤の考え方とは?
将棋の序盤·中盤·終盤の考え方はいろいろとありますが、要約すると下記のように纏めることが出来ます。
[box05 title=”将棋の序盤·中盤·終盤の考え方”]
- 序盤:得意戦法を目指す、玉を囲う、自分の土俵に引きづり込む
- 中盤:駒得、手得を目指す、模様を良くする
- 中盤~終盤:相手の囲いを崩す、手番をとる
- 終盤:手番をとる、相手玉を包み込む、必至、相手の玉を詰ませる
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将棋の序盤のコツ①なぜ囲う必要があるのか?
よく将棋の序盤は『まず囲うこと!』と言われませんか?
将棋の序盤は、自分の玉を安全な位置に移動させたり、囲ったりして戦いが起こる前に玉を安定させるのが第一の目標です。この理由は囲わないと玉が被弾しやすくなるからです。
例えば四間飛車VS棒銀の戦形であれば、四間飛車側は美濃囲い、棒銀側は船囲いなどに組むことになります。
四間飛車も棒銀も基本的には始め、攻めの陣形を簡単に作りはしますが、その後はまず玉を安全にすることを目標に駒を進めて行きます。
玉を囲わずに戦いを起こすと玉が流れ弾に当たり易くなります。
以下の図をみていただければ一目瞭然ですが、居飛車側が飛車先交換を狙った時に角で王手飛車とりに当てられる筋。
これは居飛車側が攻めを急いだがために、飛車と玉が同じラインになってしまった初心者がやりがちなミスの例です。
これ以外にも囲わずに居玉だと簡単に詰みやすくなっているのも注目すべき点です。
上図は居玉のまま攻めて馬と桂馬のコンビネーションで詰まされる筋です。こちらも初心者が一度は経験する詰め上がり図ではないでしょうか?
囲ってあれば一手で詰んでしまうかたちにはなりにくいです。
だからこそ、序盤はまず玉を囲いましょうと教えられるのです。
将棋の序盤のコツ②自分の土俵に引きづり込む!
将棋で自分が知らない戦法を指されてぼこぼこに負かされた経験はありませんか?
将棋の序盤でもう一つ重要なのは、自分の土俵に引きづり込むことです。
たとえば、筋違い角や
右四間飛車など
はわかりやすく、自分の土俵で戦う戦法ではないでしょうか。
将棋では麻雀やポーカーなどと異なって、スタートラインはみんな平等にはじまります。
つまり、運要素はありません。
自分が経験している局面や戦法に誘導できれば勝ちやすいのです。
将棋の序盤の第二のコツはこの『自分の土俵に引きづり込む』ということです。
それがハメ戦法である必要はなく、たとえば四間飛車VS穴熊の対局であれば自分が勉強した局面になるように誘導したり、三間飛車VS穴熊であれば三間飛車から序盤積極的に仕掛けるトマホークや端桂などを指したりすることで、『自分の土俵に引きづり込む』ことができますよね。
序盤の考え方や価値を考え直すだけでも将棋の見え方が変わってきますよね。
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将棋の中盤のコツ①駒得を目指したり手筋を使ったりする
将棋の中盤はもっとも難易度が高い局面でその判断はプロでも難しいものです。
中盤での要素は、まず駒の価値である『玉>飛車>角>金>銀>桂馬≧香>歩』を念頭に指していくことが大切です。
駒得はなかなか狙えるものではありませんが、今の局面であなたが欲しい駒と交換することも立派な駒得です。
たとえば銀の手筋『割打ちの銀』を使いたいのであれば強引ですが桂馬と銀を交換して打ち込むことも駒の価値が局面ごとで変動しているいい例です。
局面ごとで駒の価値が変動するのも将棋の面白いとこですよね。
将棋の中盤のコツ②囲いをより硬くする!
将棋では攻めと守りの二つの要素がありますが、攻めに集中するためには、より守りが硬
ければ硬いほどいいです。そのため囲いを硬くすることが重要な要素といえます。
特に中盤で何を指せばいいか分からない状況では、囲いに手を加えるが良い場合が多いです。※囲いを硬くしようとして途中でしかけられることもありますよ。
指し手に困った時には、美濃囲いであれば銀冠、
船囲いであれば左美濃や穴熊等
に発展させることも一考しましょう。
将棋の中盤~終盤のコツ①相手の囲いを崩す
上記で説明したとおり、将棋では囲いが重要です。
自分の囲いの硬さを維持しながら相手の囲いを壊すのが、中盤~終盤のコツです。
あなたは戦国時代の漫画や映像見たことはありませんか?そこでは城壁に取りつき城を落そうとしている様子が描写されていたはずです。
将棋の囲いを壊すのもそれと同じです。相手の囲いに取りつき、相手の本丸を攻めるべく駒という兵士を犠牲に相手の囲いを壊しに行くのです。
囲いを壊して、玉を露出させて詰ませれるような状態にするのが中盤~終盤のコツです。
目標を持ってやらないと上達はしません。もう囲いも出来あがっており、駒がぶつかり合っている状況で囲いを硬くしようとしたり、駒得を狙っているようでは遅すぎます。
美濃囲いにしろ、
穴熊にしろ弱点というのはあります。穴熊でいえば端が弱点ですね。
囲い崩しの本については別の記事にまとめようと思います。
とにかく、将棋の中盤~終盤にかけては序盤中盤で得た駒で相手の囲いを突っつきましょう。相手の囲いを触る事で少しでも終盤に相手の玉に食らいつくける形にしておくことが重要です。
終盤のコツ①手番をとる
将棋の終盤においてもっとも重要なのは手番です。もし、次の一手で『詰み』とわかって
いても、手番が相手にあって自分が詰まされればそこで『負け』です。
上の図は次に▲5二金と頭金で詰むのですが、後手に手番があるため先に詰まされてしまいました。
だからこそ、将棋の終盤での手番はなによりも優先されることなのです。
手番と少し関係することなので触れますが、Z(ゼット)というものをご存知ですか。
将棋におけるZ(ゼット)とは、絶対に詰まない状態のことをいいます。語源は「絶対詰ま
ない」のZETTAIの『Z』から来ています。····けっこう衝撃の事実だったのは置いときましょう。
ゼットの状態になっていれば、相手が一手指しても詰まないので手番は自分のものになります。
ゼットをそのまま体現しているのは穴熊です。
玉を覆い隠す様に囲う穴熊はその性質上絶対に詰まない状態です。つまりZです。相手がどれだけ駒を持っていても詰まなければいいのです(笑)
終盤で競り負けないために、終盤で手番を掴むため、プロもアマもこぞって穴熊に組むわけですね。
終盤のコツ②相手玉を包み込む
将棋では詰ますことが重要なのですが、詰みに関して『王手は追う手』という格言があり
ます。
玉を王手しつづけるけれども追っているだけで詰ませることができないことを指して使う格言です。
つまり、玉を追っかけているだけで詰ませれないのでは勝てないのです。
そこで出てくるコツが相手玉を包み込むように指すことです。
たとえば以下の図は包み込んでいる良い例です。次に後手がどう対応しても詰んでしまいます。
最近のプロの一戦では、NHK杯の谷川先生VS佐々木先生の一戦が記憶に新しいかもしれません。投了図は以下です。後手の玉が左右から包み込まれているのがわかりますか?
これぞ包み込む将棋のお手本のような終盤です。
下手に追うくらいなら、玉を包み込んでしまうほうが失敗しにくいのです。
まぁこれを実戦するには自分の囲いがしっかりしていること、先程いったZの状態であれば理想ですね。自分が詰まないのであれば相手を包み込んで次の一手でとどめを刺すイメージでいればいいですね。
終盤のコツ③自分は詰まず相手は必至の状態にする
終盤のコツ②と少し似ていますが、自分が詰まない状態で相手に必死をかければ、勝ちです。
必至とは、相手がどのような手を指しても必ず詰む状態のことを言います。
つまり、自分がZの状態であれば、相手にどのような手を指されても大丈夫なので、あと
は相手の玉が自分の手番の時に詰むように駒を配置して必至の状態にしてあげるだけです。
ま、これも実戦でするのは難しいのでまずは必至の形を覚えるところからはじめるのがよ
いかもしれませんね。必至の本については別記事の『必至をマスターするのはこの本だけでOK?』で記入しています。
終盤のコツ④相手の玉を詰ませる
将棋の終盤のコツというか当然のことなのですが、相手の玉を詰ませることができれば勝ちです。
そうはいっても簡単に詰ませることは出来ないと思います。そこでまず実践して欲しいの
は1手詰めをマスターすることです。3手詰め、5手詰めと高いハードを敷くつもりはありません。
まず詰みの基本形である1手詰めをマスターすることでどのような状態になれば、どのような駒をもっていれば詰ませれるかを覚えることができます。
ようするに1手詰めの問題をたくさん解けということです。1手詰めの問題を解けと言っても、基本的な詰ませ方のパターンはそこまで多くありませんので、基本形から身につけて行きましょう。
頭金
『将棋の上達方法は詰将棋だけ?その効果やなぜやらないといけないのか?を解説』『おすすめの1手詰めの詰将棋本』は別記事を参考にしてください。
まとめ
将棋が上達したい、強くなりたいのならコツを押さえることが一番最速の上達方法です。
自分でそこまでたどり着くのは至難の業なのでまずは、先人たち、プロ達がいっているコツを実践するのがよいですよ。
将棋を序盤、中盤、終盤と分割して考えればよりシンプルの考えられるので、今の局面が序盤、中盤、終盤の何処に当たるのかを考えて優先順位を自分の中で決めて指して行きましょう。
あなたが頭で汗をかいただけしか将棋は上達しませんよ!
その他の上達のコツは別記事を参考にしてみてくださいね。
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