ゴキゲン中飛車

先手超速vs後手ゴキゲン中飛車の定跡!超速の真の狙いと対策のまとめ

ひよっこ
ひよっこ
ゴキゲン中飛車指してると超速にされて困っちゃうんだよね。

けど、超速の狙いとか真の狙いとかっていまいちわかってないんだよね。

ハチミツ
ハチミツ
たしかにね。将棋初心者だと銀がズンズン前にくるから対策に困ってしまうかもしれないね。
ひよっこ
ひよっこ
将棋初心者向けに超速の狙いとゴキゲン中飛車側の対策を簡単に教えてよ。
ハチミツ
ハチミツ
じゃ今回は超速の概要や狙い、対策を簡単にまとめてみるよ。

後手番でゴキゲン中飛車を指そうとしている将棋初心者のかたや級位者の方も少なからずいますよね?

けど、居飛車側から超速にされて3筋や4筋を狙われたり、かと思ったら穴熊に組まれて『むきーーーー』っとイライラすることも、、、。

そこで今回は超速の基本的な狙い筋と真の狙い、またゴキゲン中飛車側の対策、居飛車の対策などを簡単に紹介していきます。

ゴキゲン中飛車に対する超速の狙いと真の狙いとは?

ひよっこ
ひよっこ
そもそも超速の狙いって何があるの?
ハチミツ
ハチミツ
それは銀が▲3七銀~▲4六銀出てくるから狙いは明白で、3筋からの▲3五歩~▲3五銀の早繰り銀風の攻め、4筋からの▲4五銀~▲3四銀の攻めだよ。
ひよっこ
ひよっこ
どっちも角の頭を狙っているわけだね。

超速の狙いって何があるの?と疑問にもつ人もいるのでは?

超速の基本的な2つの狙い

まず超速の基本的な狙いは以下です。

超速の基本的な狙い
  • 3筋~4筋の攻めを見せて後手を牽制すること
  • まず▲4六銀の形を作ってゴキゲン中飛車からの決戦筋をなくすこと

まずは囲いを▲6八玉で止めて急いで▲3七銀~▲4六銀の形を作ることで、後手のゴキゲン中飛車へ3筋の▲3五歩~▲3五銀の早繰り銀風の攻め、

4筋からの▲4五銀~▲3四銀攻め

を見せて牽制するのが目的です。

こうすることでゴキゲン中飛車側に3筋4筋に駒を偏らせることも一つの狙いになります。

そして、2つ目の狙いは、▲4六銀型を作ることでゴキゲン中飛車の切り札である△5六歩の筋を緩和させることです。

▲4六銀と構えることで3筋~5筋にかけて攻めにも守りにも利いているわけですね。

このように攻守に利かせる事で後手の切り札を緩和させています。

超速の真の狙いとは?

ひよっこ
ひよっこ
基本的な狙いは攻めを狙って後手を牽制することと、銀を中央に据えて攻守に利かせることってのはわかったけど真の狙いってやつはなんなのさ?
ハチミツ
ハチミツ
超速の真の狙いは攻めを狙いつつ、実は戦いを起こさせないことなんだ。

つまり超速とは名ばかりで、真の狙いは持久戦にすることが目的なんだ。

超速の基本的な狙いは上記のとおりです。

しかし真の狙いってなんなの?ってなりませんか?

実は超速の真の狙いは、『持久戦にすること』です。

相手の出方によっては銀を繰り出して攻めますが、それをチラチラと見せながら相手の駒組みを牽制して持久戦に持ち込んで二枚銀で中央を制圧したり、

穴熊に堅く囲う

のが狙いになります。

こうすることで後手のゴキゲン中飛車よりも優位に立とうとするのが超速戦法です。

超速の定跡とゴキゲン中飛車側の対策は?

ひよっこ
ひよっこ
超速の狙いと真の狙いはわかったけど定跡を少し確認しておきたいな。
ハチミツ
ハチミツ
そういうと思って簡単に定跡解説をしようと思うとだいたいが定跡とおりに進むから安心して指すことができるのも超速のいいところだよね。

超速対ゴキゲン中飛車の定跡を簡単に紹介していきます。

初手より

▲7六歩△3四歩▲2六歩△5四歩

▲2五歩△5二飛▲6八玉△5五歩

▲4八銀△3三角▲3六歩

早い段階で▲3六歩として銀を前線に繰り出す準備をするのが超速の定跡です。

ここから先手の▲3六歩を咎めれればゴキゲン中飛車側もいいのですが、仮に▲3六歩に△5六歩と仕掛けても、

△5六歩▲同 歩△同 飛▲3七銀

△8八角成▲同 銀△5七角▲7八玉

△8四角成▲4六銀△7六飛▲7七銀

△7四飛▲2四歩

となり、飛車や馬が窮屈な上に後手は2筋の攻めや▲6五角などの攻め筋がありゴキゲン中飛車が進んで進む変化ではないでしょう。決戦をしてよくしようとしているのに窮屈になっては本末転倒ですよね。

なのでここでは△5六歩の決戦は却下となります。

ここから作戦が別れることになります。

まずはじめに紹介するのが超速に対してもっとも指されている△4四銀の銀対抗。

銀で軽く受ける△3二銀型、金銀で手厚く受ける△4二銀△3二金型、菅井先生が編み出した△4四歩型などがあります。

最も多い△4四銀対抗戦法

超速の3筋から4筋の攻めを未然に防ぐために先手の超速同様、後手も前線に銀を繰り出していくのが銀対抗という対策でもっとも多く指されている対策です。

ざっと並べますが、

▲7六歩△3四歩▲2六歩△5四歩

▲2五歩△5二飛▲6八玉△5五歩

▲4八銀△3三角▲3六歩△4二銀

▲3七銀△5三銀▲4六銀△4四銀

銀で対抗しているので銀対抗です。単純ですよね笑

▲7八玉△6二玉

ここから先手の作戦が分岐します。中央を厚く制圧を狙うなら銀を活用する二枚銀にしますし、もっと固く囲おうとするのであれば穴熊を狙います。

後手のゴキゲン中飛車は両方に対して作戦を用意しておくことが必要になります。

まずは二枚銀の形を紹介。

▲6八銀△7二玉

▲7七銀△8二玉▲6六銀△7二銀

▲5八金右

上記が見ての通り先手の銀二枚が中央でツノを生やしていますね。ここから先手は右辺で戦いを起こしていき、角道が逸れたときに5筋から数の攻めを狙っています。

もう一つの作戦の持久戦である穴熊に対しては、、、。

▲5八金右△7二玉▲6六歩△8二玉

▲6七金△9二香▲7七角△9一玉

▲8八玉△8二銀▲9八香△7一金

▲9九玉

となり、お互いが穴熊に囲う形になります。

不用意に△5一金とすると▲8六角などとされて困る分駒組みには慎重になる必要があります。角を転換したり細い攻めが多く存在するので上級者向けとも言えます。

△3二銀型

△3二銀型は急戦を狙っている指し方です。

中央から戦いを起こしていく展開になりやすいため、級位者や初心者はわかりやすくていいかもしれません。

超速に構えられた図が以下ですが

上図より△3二銀として次に△5六歩を狙うのでわかりやすいですね。

ただ角や飛車が乱舞する展開になりやすいため事前にある程度の研究をしておかないと一気に終盤という展開にもなりやすいです。

△4二銀△3二金型

超速の銀が前線にいますが左辺は金銀で受け止めてしまうとするのが本作戦です。

横に金銀が並んで右辺を受け止めようとしています。

詳しくは触れませんが、居飛車に分があるためか最近はあまり指されていません。基本的に居飛車側に4筋や3筋から動く権利があるのはゴキゲン中飛車側からすると不満が残る展開でしょう。

まとめ

超速の基本的な狙いは2つあって、まずは3筋と4筋の攻めを見せること、▲4六銀と構えることで△5六歩の決戦筋を緩和することです。

その上でゴキゲン中飛車の駒組みを制限して持久戦にするのが、超速の真の狙いです。

こう紹介すると少し高度な戦法かもしれませんね。

しかし、ゴキゲン中飛車側も超速側も自分の研究に誘導しやすいのがこの戦法なので、対策をしっかりしておくと実戦でも勝ちやすいとも言えますね。