中飛車 定跡

【初心者】ゴキゲン中飛車定跡を徹底解説【弱いか強いかは攻め方&囲い方次第】

2021年2月9日

将棋のルールを覚えたばかりの初心者の方や、何の戦法を使おうかと悩んでいる級位者の方たち朗報ですよ!!

攻めて捌けて戦える振り飛車『ゴキゲン中飛車』を紹介します。

従来、振り飛車はカウンター狙いの戦法で、居飛車穴熊に組まれると困ってしまう展開が多かったのですが、今回紹介するゴキゲン中飛車は、自ら攻めていけて、自分も穴熊に組めて硬さ負けもしないので、初心者にも級位者にもおすすめです。

 

あなたも今日からゴキゲン中飛車党になりませんか?

 

 

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ゴキゲン中飛車とはどんな戦法?プロ棋士も指すの?

ゴキゲン中飛車は、攻める振り飛車です。開祖は近藤正和で、奨励会時代から指し続け、プロ入りしてからも勝ちまくっていたため、プロ棋士間でも指されるようになりました。

ゴキゲン中飛車(ゴキゲンなかびしゃ)は、将棋の戦法の一つ。序盤で飛車を横に動かす振り飛車戦法のうち、飛車を5筋に振る中飛車に分類される。略称はゴキ中、英語名称はCheerful Central Rook。

Wikipediaゴキゲン中飛車より

2000年代初頭からゴキゲン中飛車はプロ棋士間で活発に指されるようになりタイトル戦でも何度も登場するほど有力な戦法でした。

2014年ごろより下火になってきていますが、現在も振り飛車の有力戦法の1つで、後手ゴキゲン中飛車が大きく悪くなる変化が見つかったわけではなく、振り飛車党総裁の久保先生、菅井先生、女流では里見先生などの多くの棋士が愛用しています。

 

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ゴキゲン中飛車の定跡と対策を解説

初手からの出だしは以下のようになっています。

 

初手より

▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △5四歩 ▲2五歩 △5二飛

ゴキゲン中飛車は先手でも指されていますが、基本的には後手番での戦法です。ここでは後手番を中心に説明します。

初手より先手が居飛車を宣言する▲2六歩を見届けて、△5四歩と中飛車宣言するが基本の出だしです。

序盤のポイントは以下の2点です。

  • 角道は止めない
  • 飛車先は5筋の位を確保するまで受けない

△4四歩と角道止めずに駒組みを進め、角交換は恐れない!

飛車先の歩の交換も恐れない!5筋位取りまで飛車先は受けない!

 

 

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力戦?研究将棋?お互いが攻め合う▲5八金右超急戦

 

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速攻で5筋の位を奪取狙いの超速▲3七銀!

星野良生先生が奨励会で指していたゴキゲン中飛車の対策がプロの対局へ逆輸入されたのが初めで、大流行した超速!

現在ではゴキゲン中飛車側の菅井流などの対策もありますが、まだまだ難解な形勢が続いています。

超速に対して最も有力視されている指し方は、銀対抗形といって、後手も前線に銀を繰り出して、超速の仕掛けをけん制する指し方です。

以下の指し手は先手は二枚銀からの急戦やここから一転して穴熊に囲っていく変化など難解な変化が続きます。詳しくは別記事にまとめていますので参考にしてみてください。

 

最近では、銀対抗に対して二枚銀と見せかけて雁木にして戦う筋や左美濃から銀冠にして戦う方法など多彩なバリエーションがあります。対策する側はつらいものがありますね。

 

第68回王将戦七番勝負第3局渡辺先生vs久保先生では、先手の渡辺先生が二枚銀から急戦を仕掛けています。最近の主流は▲7八玉ではなく、▲7八銀~銀を前線に繰り出していく筋が主流のようです。

 

途中、銀のただ捨ての大技も繰り出し見事渡辺先生が快勝しています。

 

 

第77期c2級第11回戦大橋先生vs長沼先生では、大橋先生がこちらも渡辺先生と同じ形の▲7八銀から銀を上げています。

 

この後二枚銀にするのかと思いきや、左美濃から銀冠まで組み上げて中央から右辺へ展開して見事大橋先生が勝利しています。

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角交換のスペシャリストが考案!丸山ワクチン、新丸山ワクチン!

ゴキゲン中飛車側が中央に飛車を振った瞬間に角交換するのが『丸山ワクチン』。角交換系将棋のスペシャリストの丸山忠久先生が発案のため『丸山』という名前を冠しており、医師の丸山千里先生が皮膚結核の治療薬として開発した丸山ワクチンにひっかけて『丸山ワクチン』と呼ばれるようになりました。

2000年代初頭に猛威を振るったゴキゲン中飛車の特効薬として登場した「丸山ワクチン」ですが、乱戦模様になりがちで難解です。

 

二段のハチ
丸山ワクチンは角交換系の将棋でゴキゲン中飛車党もけっこう嫌がる人が多いうえに対策をあまりしていない印象が強いです。特に下の本の丸山ワクチンは即戦力!

最強アマの即戦力戦法 ~スズメ刺しから丸山ワクチンまで~ (マイナビ将棋BOOKS)

永遠の振り飛車の敵!一直線穴熊!

管理人もゴキゲン中飛車を相手するときには必ずと言っていいほど指すのが一直線穴熊です。なんといっても居飛車側が安定しているうえに方針もわかりやすいのがメリットですね。

ゴキゲン中飛車側としては穴熊には穴熊をと対抗してくることが多いですが、居飛車振り飛車ともに穴熊になるため、硬さ負けはしないので互角の戦いになることが多いですね。

 

二段のハチ
一直線穴熊は私も愛用するゴキゲン中飛車への対策です。先手も後手も使えるので中飛車党は下の本は必読本です。

中飛車破り 一直線穴熊徹底ガイド (マイナビ将棋BOOKS)

 

中飛車VS相振り飛車【三間飛車編】中飛車左穴熊

中飛車をすると必ず相振り飛車で対策をしてくる相手がいます。

なので中飛車VS三間飛車の将棋への対策も確実に必要になります。特に三間飛車は攻め筋が豊富で対策をしていないと一方的に負けることが多いので定跡を勉強しておきましょう。

 

二段のハチ
中飛車党の人は下の一番目の杉本先生の本を、三間飛車側の狙いを知って定跡を覚えたい人は二番めの藤森先生の本を読んでみてください。

 

対振り革命 中飛車左穴熊 (マイナビ将棋BOOKS)

藤森流中飛車左穴熊破り (マイナビ将棋BOOKS)

 

中飛車党で対三間飛車対策をしたい人は2021年3月11日発売の竹内雄悟先生の本もおすすめです。

中飛車の逆襲 対三間飛車編 (マイナビ将棋BOOKS)

将棋初心者や中級者におすすめの中飛車入門本

ゴキゲン中飛車を始めようという人は超速と一直線穴熊への対策は必須です。体感でいえばネットでの将棋の6割はこれらのどちらかで、残りの3割が相振り飛車、1割が超急戦や▲7八金といった印象です。

そういう意味では『中飛車の基本 ゴキゲン中飛車編 (最強将棋21)』は必読の棋書と言えますね。

ゴキゲン中飛車を主戦法に据えようと思っている将棋初心者の方には少し内容が難しいのでまずは『よくわかる中飛車』→『中飛車の基本 ゴキゲン中飛車編 (最強将棋21)』と読むとより理解が深まるでしょう。よくわかる中飛車』に関しては『将棋初心者におすすめの入門書のよくわかる中飛車のレビューをしてみた』でふれているので参考にしてみてくださいね。

参考将棋初心者におすすめの棋書の『よくわかる中飛車』をレビューとダメな点を紹介!

先手超速穴熊vs後手ゴキゲン中飛車穴熊の早めの▲8六角の攻防定跡!

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まとめ

さまざまな対策がゴキゲン中飛車に対して披露されており、ゴキゲン中飛車側も勉強が大変ですが、逆にいうとこれらの対策に対して一つでも有力な指し方を用意しておけば、『互角以上』に戦えるということです。

ぜひともこの機会に得意に加えてはどうでしょうか。

 

 

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