ゴキゲン中飛車

攻めて捌ける!初心者向けゴキゲン中飛車定跡まとめ-超急戦、超速、丸山ワクチン、穴熊、相振りも!

ひよっこ
ひよっこ
あー振り飛車って守ってばかりで居飛車に抑え込まれて負けちゃったり、居飛車穴熊の暴力に負けたりって苦労ばっかだよ・・・。
ハチミツ
ハチミツ
どうしても振り飛車はカウンターの戦法だから自分から攻める展開にならなかったり、ガチガチに固められて困ったりすることが多いよね!
ひよっこ
ひよっこ
いまから将棋を始める初心者にも、級位者にもおすすめできる戦法ってないですかね?
ハチミツ
ハチミツ
そんなひよっこにお勧めなのが、攻める振り飛車のゴキゲン中飛車だよ!!定跡も整備されれ定跡書も豊富だし何よりまだまだプロ棋士も指している有力な戦法だよ!!

 

将棋のルールを覚えたばかりの初心者の方や、何の戦法を使おうかと悩んでいる級位者の方たち朗報ですよ!!

攻めて捌けて戦える振り飛車『ゴキゲン中飛車』を紹介します。

従来、振り飛車はカウンター狙いの戦法で、居飛車穴熊に組まれると困ってしまう展開が多かったのですが、今回紹介するゴキゲン中飛車は、自ら攻めていけて、自分も穴熊に組めて硬さ負けもしないので、初心者にも級位者にもおすすめです。

 

あなたも今日からゴキゲン中飛車党になりませんか?

 

  • 初心者、級位者向けに簡単な内容を心がけています
  • 基本的な手や初歩的な手も解説しています
  • 後手番を中心に説明します

ゴキゲン中飛車とはどんな戦法?プロ棋士も指すの?

ゴキゲン中飛車は、攻める振り飛車です。開祖は近藤正和で、奨励会時代から指し続け、プロ入りしてからも勝ちまくっていたため、プロ棋士間でも指されるようになりました。

ゴキゲン中飛車(ゴキゲンなかびしゃ)は、将棋の戦法の一つ。序盤で飛車を横に動かす振り飛車戦法のうち、飛車を5筋に振る中飛車に分類される。略称はゴキ中、英語名称はCheerful Central Rook。

Wikipediaゴキゲン中飛車より

 

ひよっこ
ひよっこ
どうでもいいけど英語表記がウケるな。
ハチミツ
ハチミツ
「Cheerful=陽気な」って意味があるんだけど、近藤先生がいつもニコニコご機嫌に中飛車を指すので、将棋世界編集長の大崎善生が『ゴキゲン中飛車』と名前が付いたんだよ!

 

2000年代初頭からゴキゲン中飛車はプロ棋士間で活発に指されるようになりタイトル戦でも何度も登場するほど有力な戦法でした。

2014年ごろより下火になってきていますが、現在も振り飛車の有力戦法の1つで、後手ゴキゲン中飛車が大きく悪くなる変化が見つかったわけではなく、振り飛車党総裁の久保先生、菅井先生、女流では里見先生などの多くの棋士が愛用しています。

 

ゴキゲン中飛車の定跡と対策を解説!

初手からの出だしは以下のようになっています。

 

初手より

▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △5四歩 ▲2五歩 △5二飛

ゴキゲン中飛車は先手でも指されていますが、基本的には後手番での戦法です。ここでは後手番を中心に説明します。

初手より先手が居飛車を宣言する▲2六歩を見届けて、△5四歩と中飛車宣言するが基本の出だしです。

序盤のポイントは以下の2点です。

2つの序盤ポイント
  • 角道は止めない
  • 飛車先は5筋の位を確保するまで受けない

△4四歩と角道止めずに駒組みを進め、角交換は恐れない!

飛車先の歩の交換も恐れない!5筋位取りまで飛車先は受けない!

 

 

力戦?研究将棋?お互いが攻め合う▲5八金右超急戦

 

速攻で5筋の位を奪取狙いの超速▲3七銀!

星野良生先生が奨励会で指していたゴキゲン中飛車の対策がプロの対局へ逆輸入されたのが初めで、大流行した超速!

現在ではゴキゲン中飛車側の菅井流などの対策もありますが、まだまだ難解な形勢が続いています。

超速に対して最も有力視されている指し方は、銀対抗形といって、後手も前線に銀を繰り出して、超速の仕掛けをけん制する指し方です。

以下の指し手は先手は二枚銀からの急戦やここから一転して穴熊に囲っていく変化など難解な変化が続きます。詳しくは別記事にまとめていますので参考にしてみてください。

 

最近では、銀対抗に対して二枚銀と見せかけて雁木にして戦う筋や左美濃から銀冠にして戦う方法など多彩なバリエーションがあります。対策する側はつらいものがありますね。

 

第68回王将戦七番勝負第3局渡辺先生vs久保先生では、先手の渡辺先生が二枚銀から急戦を仕掛けています。最近の主流は▲7八玉ではなく、▲7八銀~銀を前線に繰り出していく筋が主流のようです。

 

途中、銀のただ捨ての大技も繰り出し見事渡辺先生が快勝しています。

 

 

第77期c2級第11回戦大橋先生vs長沼先生では、大橋先生がこちらも渡辺先生と同じ形の▲7八銀から銀を上げています。

 

この後二枚銀にするのかと思いきや、左美濃から銀冠まで組み上げて中央から右辺へ展開して見事大橋先生が勝利しています。

角交換のスペシャリストが考案!丸山ワクチン、新丸山ワクチン!

ゴキゲン中飛車側が中央に飛車を振った瞬間に角交換するのが『丸山ワクチン』。角交換系将棋のスペシャリストの丸山忠久先生が発案のため『丸山』という名前を冠しており、医師の丸山千里先生が皮膚結核の治療薬として開発した丸山ワクチンにひっかけて『丸山ワクチン』と呼ばれるようになりました。

2000年代初頭に猛威を振るったゴキゲン中飛車の特効薬として登場した「丸山ワクチン」ですが、乱戦模様になりがちで難解です。

永遠の振り飛車の敵!一直線穴熊!

管理人もゴキゲン中飛車を相手するときには必ずと言っていいほど指すのが一直線穴熊です。なんといっても居飛車側が安定しているうえに方針もわかりやすいのがメリットですね。

ゴキゲン中飛車側としては穴熊には穴熊をと対抗してくることが多いですが、居飛車振り飛車ともに穴熊になるため、硬さ負けはしないので互角の戦いになることが多いですね。

まとめ

さまざまな対策がゴキゲン中飛車に対して披露されており、ゴキゲン中飛車側も勉強が大変ですが、逆にいうとこれらの対策に対して一つでも有力な指し方を用意しておけば、『互角以上』に戦えるということです。

ぜひともこの機会に得意に加えてはどうでしょうか。