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将棋初心者が初段に強くなるための詰将棋の解き方!頭がいいとか関係ない!

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皆さんは詰将棋ってどのように解いていますか?

というか詰将棋の解き方に疑問をもったことはありますか?

私はあります。ときに詰将棋というのは答えが明確にあるため迷うことなく答えをポンと答えて次の問題という風に解いていることが多いと思います。

確かに答えだけをなぞるだけでも十分に詰将棋の効果があるんですが、詰将棋の効果を最大限に発揮するには今回紹介するように詰将棋を味わい尽くす『初段になるための詰将棋の解き方』を実践するのがよいのではないかと、一石を投じたいと思います。

将棋初心者が初段まで強くなるには今回紹介する『詰将棋を味わい尽くす解き方』を実践することをお勧めします。それでは『初段まで強くなる詰将棋を味わい尽くす解き方』紹介してきましょう。

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目次

『初段まで強くなる詰将棋を味わい尽くす解き方』とは?

当サイト『はちみつ将棋カフェ』の管理人のはちみつ(@hachimitsushogi)は何度も詰将棋の重要性に触れてきましたので、もうすでに『聞き飽きたよ』という方もいるでしょう。

しかし私はめげません。詰将棋で将棋初段に早く昇段する人を少しでも増やすべく、詰将棋の魅力をどんどん発信していこうと思います。

 

今回紹介する『初段まで強くなる詰将棋を味わい尽くす解き方』とは、詰将棋で出てくる王手すべての変化を読み切る解き方です。

 

つまり、以下の5手詰めを見たとすると一瞬で以下のように解けてしまう人もいるでしょう。

 

 

今回掲載させていただくのは『爽快!5手詰トレーニング200 . (マイナビ将棋文庫)』の第56問の詰将棋を参考にさせていただいています。

この本で紹介されている詰将棋はとんでもなく変化量が多く、むしろ詰め筋よりも変化の詰め筋の方が難しいんじゃないかと思うレベルです(笑)通常の5手詰め(5手詰ハンドブック5手詰ハンドブック〈2〉)に飽きてきた人にはおすすめの本であること間違いなしです。けど本当に変化が多くて嫌になることもありますけどね(笑)

 

 

さて気を取り直して問題に戻ります。

まず考えてみてから以下の詰め筋を見てくださいね。10秒考えて解けなければ無理して解かずに答えを見てしまえばいいです。

 

▲3三銀

△同銀

▲2二金

△同玉

▲3一馬(詰め上がり図)

3枚の駒が利いている3三の焦点に、銀を捨てて退路封鎖し、玉を詰む場所に誘導するという詰め筋の基本を使った詰将棋で、気持ちのいい詰み上がり図ですよね。

さて、これをすらりと解けてしまった人や解けなかった人と両方の方が混在していることでしょう。

解けた人は、それ以外の詰み筋や詰まない筋を読みましたか?

解けなかった人は、詰まない筋がなぜ詰まないのか、詰み筋がなぜ詰むのか理解できていますか?

 

初段になりたいのなら詰み筋だけを読んでいるだけではだめです。

実は詰まない筋がしっかりとなぜ詰まないのか説明できるように、詰将棋を味わい尽くすことが実践での戦いにも役立つのです。

 

『初段まで強くなる詰将棋を味わい尽くす解き方』の4つのポイント

 

今回紹介する『初段まで強くなる詰将棋を味わい尽くす解き方』は4つのポイントを押さえて解くのが特徴です。
[box05 title=”味わい尽くす解き方のポイント”]

  1. 詰み筋は当然読む
  2. 詰み筋がわかった後はそれ以外の詰まない筋すべてがなぜ詰まないのかを読み切る
  3. すべての詰み筋、詰まない筋を読み切ってから次の問題にいく
  4. この解き方で解く問題数は多くても3~5問/日程度にする

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なぜ『初段まで強くなる詰将棋を味わい尽くす解き方』が実践や、初段まで強くなるのに役立つか?

それは単純です。

将棋の実戦は答えがない局面がたくさんあるからです。また、プロ棋士ですら読み抜けが発生することが敗因になることが多くありますよね?ましてやアマチュアの私たちにとって読み抜けは日常茶飯事です。

 

つまり読み抜けがなく、読みの深さが他の人よりもあれば、理論上は相手よりも有利な条件で戦えますよね。

 

読みの深さや速さ、候補手の多さなどは別の記事『最短で初段になるのに必要なのは詰将棋!詰将棋で鍛える3つの要素とは?』で解説していますが、今回の『初段まで強くなる詰将棋を味わい尽くす解き方』はまさに、読みの正確さを鍛える練習方法です。読みの正確さはそのまま勝敗に直結しますから。

 

しかし実戦で局面ごとですべての指し手を検討するなんて現実的に難しいですよね。将棋ソフトですらすべての指し手を検討できないのに、人間に、アマチュアの私たちにできるわけがありません。しかし、それでも読みの正確さを鍛えなくてもよいという理由にはなりません。

実戦のように複雑な局面ですべての手を検討することは時間がいくらあっても足りません。それなら局面が単純にしたらいいですよね。

そして、局面が単純(=答えがある)で指し手の数も実戦よりも圧倒的に少ないのが『詰将棋』なんですよね。

 

詰将棋の局面ならば、王手になる手すべてを検討できれば、読みの正確さの練習になるわけです。

 

詰将棋ですべての詰み筋、詰まない筋を読むことで、自分の読みの正確さが鍛えられるうえに、自分の受けの正確さも鍛えることができます。なぜなら詰み筋を追っているのと同時に詰まない筋もおっているので、玉での逃れ方も考えることができるからです。玉での逃げ方を考えることで玉という駒の特徴も身に付けられるわけです。この『初段まで強くなる詰将棋を味わい尽くす解き方』って一石何鳥の上達方法なんでしょう。

 

『初段まで強くなる詰将棋を味わい尽くす解き方』の実践例!上達する解き方!

 

論ばかり語られても分からないと思うので、上の詰将棋を例に考えてみましょうか。

 

まず、以下の初期図で考えられる王手筋をすべて考えてみてください。

 

どうでしょうか?考えられましたか?

だいたい以下のような王手が考えられますね。

 

 

合計で10通りの王手筋を考えました。

 

ここからが重要でそれぞれについてなぜその王手たちでは詰まないのかを考えるのです。細かな変化や自分がやりそうな手を含めてすべてを考え切るのことが重要です。

 

指しそうな手をすべて考えて、『ここから玉が逃げられるか詰まない』『ここに駒を打ち込んでも取られてしまって詰まない』『詰むと思ったけどぎりぎりのところで追い付かない』などなど詰まない理由をしっかりと読み込んでください。

 

その正解、不正解の繰り返しがあなたの読みの正確さを鍛える練習になっているのです。

 

 

また1手目が正解でも5手詰めなので3手目も選択肢はたくさんあるはずです。初手から▲3三銀、△同銀の局面が3手目を指す局面です。

なぜ正解筋以外の以下の指し手たちが詰まないのかをしっかりと読み込みましょう。読み切りましょう。

この指してに対してはこの指し手があるからダメ!この指し手にはこう逃げられるからない!とすべてに詰まない筋をしっかりと否定できることが大切です。

 

なんとなく詰まないや、漠然と筋じゃないからなどといっていると実戦で読み抜けをする原因になりますよ?

 

 

『初段まで強くなる詰将棋を味わい尽くす解き方』で重要なのは数をこなすことよりも、1つの問題で考えられるすべての王手を読みこむことです。それがあなたの読み抜けを防止する練習になるのですから。

 

『初段まで強くなる詰将棋を味わい尽くす解き方』をする前に確認すること

『初段まで強くなる詰将棋を味わい尽くす解き方』をする前に確認してほしいのが以下のことです。

3手詰めの問題でこの解き方を実践するならまず『3手詰ハンドブック』などの3手詰めの問題が3秒や5秒ですぐにわかる状態であること。

3手詰めの問題自体がまだしっかり解けないという人がこのやり方で詰将棋に取り組んでも将棋が嫌になるだけです。

第一感で詰み筋が分かる状態になっていないとまずこの解き方を実践する土俵には上がっていません。

 

まずは3手詰めや5手詰めが一目で解ける状態になってからこの解き方を実践しましょう。

 

まとめ

詰将棋の解き方には、一瞬で詰み筋を読んで次の問題にいく解き方と、その詰将棋のすべての詰み筋や詰まない筋を味わいつく解き方の2種類があります。

てっとりばやく強くなるには前者をまずやることが最優先ですが、スランプに陥っている人は読み抜けがひどいことが多いです。

詰将棋の問題1問を丁寧に読み切る練習をすることで投げやりな手を実戦で指すことも少なくなるでしょう。

 

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