ゴキゲン中飛車

将棋初心者におすすめの棋書の『よくわかる中飛車』をレビューとダメな点を紹介!

ひよっこ
ひよっこ
将棋始めたばかりの頃ってどの戦法に迷ってしまうけど、中飛車にしようと思うんだ!
ハチミツ
ハチミツ
中飛車はいいね!!中央で戦えて主導権を持ったまま戦いを進めることができるね!受け身になりがちな振り飛車の中でも画期的な戦法だよ!
ひよっこ
ひよっこ
そこでよくわかる中飛車ってどうかな?買おうか迷ってるんだよね。いいところはもちろん、ダメなところも教えてほしいなぁ!
ハチミツ
ハチミツ
じゃ今回は『よくわかる中飛車』のレビューを将棋初心者の方向けに紹介していくね!

中飛車を始めるに当たってどの中飛車の本がいいんだろうって迷うことはないですか?

わけもわからず『中飛車』とキーワードが書いてあるだけで棋書を選ぶとやけどするかもしれませんよ?

そこで今回は将棋初心者+中飛車をいまからやろうとしているあなたに向けて中飛車の入門書の『よくわかる中飛車』を紹介していきます。

これを読めば『よくわかる中飛車』がどんな棋書か、いいところ、ダメなところまでわかり安心して買えること間違いなしですよ。

よくわかる中飛車は初心者の中飛車入門としておすすめ?どんな棋力の人におすすめなのか?

まずもっとも気になるがどのような人におすすめの棋書なのかということでは?

そんな心配しているあなたのためにおすすめな棋力は以下のようにまとめられます。

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  • 将棋を覚えたての将棋初心者
  • 少しずついろんな戦法を試している級位者
  • 棒銀に困っている方

上記のように将棋を始めたばかりの人や棒銀で攻め込まれてしまう人、中央に駒を集められて困っている人などにおすすめの棋書です。

棒銀や中央に金銀を集めるような将棋初心者や級位でよく見そうな対抗が取り上げられています。

また初心者が疑問に思いがちな手をまとめてあり、棒銀や△6三銀型などの対策に対して中飛車側の対応を2種から3種類ほど紹介しています。

なので戦い始めて指し方がわからなくなる、方針がわからないということを少なくできる棋書です。

つまり、『よくわかる中飛車』は将棋初心者やこれから中飛車を始める人によくわかる定跡書ということになります。

よくわかる中飛車のおすすめポイント

いくつかおすすめポイントがあるのですが、順番に紹介していきましょう。

中飛車の攻め筋や注意すべき点などがよくわかる

駒組みが終わって攻めるぞという時に攻め筋や注意する筋などがわからず相手の罠にかかって負けてしまうということはありませんか?

この棋書は駒組みをするときの注意点と駒組みが終わったあとどのように攻めに転じるのかが書かれています。

そのため駒組みが終わってもどうしたらいいかと迷うことが減ります。

攻めの方針を持って戦うことができれば将棋初心者、級位者は脱出したと言ってもいいと思います。

特に△6三銀型に対しての6筋の攻めの筋は参考になるので是非手にとって繰り返し並べてみてほしいものです。

中飛車の戦型別イメージ表がわかりやすい

まずはじめに中飛車の戦型別でのイメージがプロ棋士目線で書かれています。プロ棋士目線といってもとても難しい内容を書いてあるわけでなく、対急戦に対しては美濃囲いが活きる、対穴熊に対しては単純な攻め合いは避けるなど将棋初心者にもわかりやすい表現で一覧にしてあるので納得できやすいです。

初心者が困る対棒銀もしっかり対策解説

将棋初心者が特に対応に困るであろう玉

囲わず一直線に攻めてくる対棒銀への対策もしっかりと解説されています。

著者の藤倉先生は『よくわかる中飛車』を執筆するにあたって級位者や子どもたちの将棋も取材してよく出現する形を中心に解説してくれています。

そのよく出現する形の最たるもの居玉での棒銀ですね。

おそらくですが、将棋ウォーズや将棋クエスト、将棋24倶楽部などの低レート低級での戦いでは出会うことが多いでしょう。

余談ですが、中央で戦う中飛車に対して棒銀なんてと考えられている人はこの棋書は必要ないかもしれませんね笑

最序盤での▲2四歩や△8六歩の仕掛けを丁寧に解説されている

振り飛車にしたらとにかく飛車先は角で受けろと学ぶ人が多いことでしょう。

先手中飛車や後手のゴキゲン中飛車では飛車先をなかなか受けません。

そのため気になるのが、▲2四歩や△8六歩と仕掛けられる形。

安心してくださいね。

これからの対策もしっかりと解説されています。

どのレート対でも最序盤で飛車先の交換を狙ってくる相手はいるものです。(あ、高段では全く見ませんよ。)

しっかりと対応して中飛車側が有利になることを学んでおかないと中飛車は使えませんよ。

ちなみに先手番と後手番で形は少し違いますが、ほぼ対応は似ています。

先手番の中飛車に対しては以下の図ですね。

後手番のゴキゲン中飛車であれば以下の図ですね。

どちらも一目仕掛けたくなる人が多いものです。中飛車側が良くなるので、必ず対策はしておきたいですよね。

位取り拒否の戦型に詳しい

最近の将棋では一直線穴熊か超速か相振り飛車かの対策がほとんどで、5筋位取り拒否型はプロ棋士の将棋ではあまり見ません。

しかし、アマチュア将棋では未だに以下の図のように5筋の位取りを拒否してくる形は見ます。(プロ棋士の将棋でもごくわずかにあります。)

この形から角道を塞いだまま進める引き角戦法などもありますが、『よくわかる中飛車』では中央に銀や金を集めてくる位取り拒否型が紹介されています。

正直この形を解説している棋書は『よくわかる中飛車』くらいで他にはあまり見ません。

そういう意味では位取り拒否型の対策をしっかりできるのはこの棋書だけとも言えます。

△6三銀型や△6四銀型と中央に厚く構えられた時の対策も充実

当サイトでは端角中飛車の解説を詳しく書いている記事もあるのですが、端角中飛車を警戒してか中央に金銀を集めて中飛車に対抗してくる形って意外と実戦でも出くわす機会は多いもの。

特に多い形は△6三銀型でその次に△6四銀型です。まぁ実際は超速の方が多いですが、、、。

そんなよくみる中央へ厚く構えてくる対策への対応方法もしっかりと解説されています。

特に中央を突破する爽快な変化を紹介している△6四銀型の解説は必見ですよ。

よくわかる中飛車の残念ポイント

ひよっこ
ひよっこ
なんだか、これだけ読めばある程度中飛車が指せそうな気がしてきたよ。
ハチミツ
ハチミツ
そうだね!中飛車を今から始めようとする人にはおすすめの棋書だよ
ひよっこ
ひよっこ
でもさ、プロ棋士の対局だと超速とか一直線穴熊なんかがあるんじゃないの?それって解説されてないの?

では、残念なポイントやダメなところはないのか?

当然ですがあります。

順番に見ていきましょう。

プロの対策の超速や一直線中飛車、居合抜きは一切解説なし!

プロ棋士の星野先生が奨励会時代に発掘した超速や、タイトルをとって勢いに乗っている高見先生が得意とする一直線中飛車の対策はありません。

そして、一時期プロ棋士でも流行った居合抜き超速も解説がありませんし、イケメンプロ棋士の都成先生が棋書を出して解説してくれた角道不突き左美濃に対しても解説がありません。

それらの対策については別途棋書で対策する必要があります。

超速に関しては、タイトルも取ったことがあり

NHK講座でもお馴染みの中村大地先生の『速攻!ゴキゲン中飛車破り (マイナビ将棋BOOKS)』や豪快な捌きが特徴の鈴木先生の『中飛車の基本 ゴキゲン中飛車編 (最強将棋21)』などで対策するのがおすすめです。

また、一直線中飛車や超速穴熊に対しては高見先生の『中飛車破り 一直線穴熊徹底ガイド (マイナビ将棋BOOKS)』や青嶋先生の『青嶋の結論 対中飛車・居飛車穴熊必勝ガイド (マイナビ将棋BOOKS)』などがおすすめです。

角道不突き左美濃に対しては都成先生が解説している『振り飛車最前線 対中飛車 角道不突き左美濃 (マイナビ将棋BOOKS)』がおすすめです。

逆にいろいろな対策を一つの棋書で解説しようとすると内容が薄くなったり緩手を多く解説してしまったりと実戦で役に立たない棋書になりがちです。

将棋初心者が指しがちな戦法や対策を中心に解説してくれているので、指し続けてこの戦法に対しての対策がわからないということが起きてきた段階でほかの棋書に手を出す方が理解も深まりやすいです。

相振りでの対策は触り程度

相振り飛車の対三間飛車戦法に対しての解説はシンプルな内容。悪く言えば内容が薄いです。

左穴熊と将棋初心者には少し高度な戦法を解説しているため、相振り飛車での指し方は別の棋書が必要になってきます。

中飛車vs三間飛車の解説が詳しく載っているのは、鈴木先生の『相振り中飛車で攻めつぶす本 (最強将棋21)』や三間飛車側の攻め筋を知りたいのであれば『石田流を指しこなす本“相振り飛車編” (最強将棋21)』がおすすめです。

まとめ

よくわかる中飛車』のおすすめポイントやダメなポイント残念なポイントを紹介させてもらいました。

将棋初心者で今から中飛車を指すよ!という人には自信をもっておすすめできる棋書となっています。

一方で超速や一直線穴熊などの戦法に困らされているという人は当サイトで紹介している『中飛車の基本 ゴキゲン中飛車編 (最強将棋21)』がおすすめです。

こちらの棋書では超速に対して全ページのうち半分くらいをつかって解説しています。超速の狙いから真の狙い、各種対策まで網羅されています。超速の基礎から応用までを叩きこみたいのであれば『中飛車の基本 ゴキゲン中飛車編 (最強将棋21)』がおすすめです。一直線穴熊に対しては四間飛車に振り直す筋、超急戦に対しては超急戦を拒否する筋など独自路線で戦いたい人におすすめの対策ばかり紹介されています。詳しくは『中飛車の基本をレビューしておすすめポイントを紹介』に乗っていますので参考にしてみてください。

 

あくまで『よくわかる中飛車』は中飛車を始める人に向けた入門書という色合いが強いです。

 

そのほかにも当サイトでは中飛車の定跡をまとめているので参考にしてみてくださいね。