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将棋初心者が3ヶ月で将棋初段まで上達する勉強方法とコツ!

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将棋を始めた頃って将棋で初段まで強くなれるのかな?早く強くなりたいなって思うものではありませんか?

 

結論からいうと将棋初心者でも3ヶ月で将棋初段になることは可能です。

 

しかし、そこにはある言葉が付きます。将棋初心者でもほんの一握りの人は3か月で将棋初段になることができます。

 

ちなみに将棋初段には才能やセンスなどは一切必要ありません。

 

必要なのは努力と時間です。

 

でもその努力と時間の使い方を間違えるといつになっても、何千局と実践を繰り返しても初段まで上達することは不可能です。

 

今回ここで紹介するのは、将棋初心者が最短で将棋初段までどのようにしたら上達できるのかの勉強方法を解説します。

 

あなたは努力や時間を無駄にしますか?

 

 

 

将棋初段の定義とは?

将棋初段の定義は難しいですよね。たとえば近所の道場で将棋初段認定してもらえれば、初段ですし、詰将棋に5分で解ければ初段と書いてあれば初段ですし、将棋倶楽部24や将棋ウォーズといったオンライン将棋で初段までレートを上げれれば初段ですし、いろいろな初段があります。

このサイトでの将棋初段とは将棋ウォーズの10分切れ負けで将棋初段になることを将棋の初段として定義します。

 

ちなみに3分切れ負けや10秒将棋も将棋ウォーズには用意されていますが、最短で上達するという一点に絞るのであれば10分切れ負けに絞った方が上達は早いですよ。

 

なぜ10分切れ負けで初段とするのか?3分切れ負けや10秒将棋はだめ?

 

10分切れ負けに限定するのは将棋で一番大切な『読みの力』を鍛えるのに最適な時間だからです。

 

3分切れ負けや10秒将棋では十分に読みを入れる時間がなく、適当にその場しのぎの手を指しがちになります。また、時間がないということはそれだけ負けやすいということでもあります。

 

最低でも『自分の持ち時間10分』+『相手の持ち時間10分』という読みを入れる時間が確保されていないと強くなるのは遅くなります。

なにより10分切れ負けに限定しておくとかならず20分以内には実戦が終わっていて感想戦を10分すると考えると30分程度で1サイクルできますよね。

すると勉強時間が1時間しかないという方にも30分×2サイクルの計2局は確保できるのがよいところです。

読みを入れない将棋はいつにたっても上達しません。読みの力こそが将棋の実力に直結します。

目次

将棋初心者が3ヶ月で将棋初段まで上達する勉強方法とコツ!

ではここから具体的な将棋初心者が上達するための勉強方法やコツを紹介していきましょう。

まず3ヶ月をどのように過ごすのかスケジュール確認からはじめます。

上のように基本的には詰将棋と次の一手と定跡と実戦といった基本的なことしか行いません。

 

将棋上達への1か月目は詰将棋と次の一手で詰みと手筋をマスター

1か月目から順番に見ていきましょう。

 

2か月目は読みの力を上達させるために3手詰めをマスター

3か月目は得意戦法を駆使して実戦!読みの力をさらに5手詰めで強化!

 

しかしこれらのやり方を間違えると全く上達しない、もしくは上達が遅くなりますので、すぐに実践するのではなく、勉強のコツを頭にいれてから取り組んでいきましょう。

 

将棋初段まで上達する勉強方法のコツとは

将棋の初段になるための上達方法を上で説明したとおり以下のようにまとめられます。

  • 詰将棋
  • 次の一手
  • 定跡
  • 実戦+感想戦

これらすべてが初段まで強くなるのに必要な勉強です。

しかし、やり方のコツを知らないと時間を大幅にロスしてしまい、最短で将棋初段まで駆け上がれなくなります。

それぞれについて勉強するときのコツや具体的なやり方を紹介していきます。

詰将棋は解けないときには答えをすぐに見る

詰将棋のやり方は以下のポイントを押さえるのがコツです。

[box05 title=”初段に上達する詰将棋の解き方”]

  • 自分の棋力に合った手数の詰将棋を解く
  • 解けない問題はすぐに答えを見る
  • 1日ノルマは問題数でなく時間区切る
  • 目安として1問5秒~10秒ほどで解けるようになったら次の手数の詰将棋へ

[/box05]

まず棋力に合わない手数の詰将棋を解くことは上達の遠回りをしています。解ける問題、簡単な問題で数をこなすほうが上達します。

また、詰将棋に取り組むときに、解けない問題と出くわした場合には、すぐに答えを見るのがコツです。解けない問題をうーんうーん悩んで解くくらいなら答えを見て反復して解いたほうが上達します。

詰将棋をするときには必ず取り組む時間を決めて行いましょう。できればタイマーのアプリなどを使って10分、20分などと時間を区切って取り組むとロスなく行えます。問題数で区切るとどうしても三日坊主になりやすくなります。問題数をノルマとして課されるよりも、タイムアタックで取り組む方がゲーム性があってやる気も出ませんか?

初心者の方はまず1手詰めからとり組みましょう。1手詰めは簡単なので1週間もすれば一目で詰みが分かるようになると思います。1手詰めならば見た瞬間に答えがわかるレベルになれば3手詰めに移行しましょう。3手詰めや5手詰めに関しては5秒~10秒ほどで解けるようになれば次の手数にチャレンジしたらよいです。

初段ならば7手詰めや9手詰めなどの長手数の詰将棋をする必要はありません。むしろ5手詰めを10分間~15分間と詰将棋の時間を減らして、その他の勉強に時間を費やすほうが上達効果は高まるでしょう。

管理人のおすすめの詰将棋の本としては『1手詰ハンドブック』『3手詰ハンドブック』を始めとするハンドブックシリーズや1手や3手詰めが詰め合わせになっている『1手3手の詰将棋 (マイナビ将棋文庫)』、似た形で詰ませ方が違う『詰将棋一丁目三番地』などを愛用していましたよ。

次の一手も数秒考えてわからないときにはすぐに答えを見る

次の一手も詰将棋と同じで以下のポイントを意識しましょう。詰将棋に比べると明確な答えがなかったりわかりにくいところもありますが、実戦に比べれば答えがあるのでまだわかりやすいですね。

[box05 title=”次の一手のコツ”]

  • 基本的な手筋からはじめる
  • 解けない問題はすぐに答えを見る
  • 1日ノルマは問題数でなく時間区切る

[/box05]

次の一手も詰将棋同様で、初級者向けの簡単な次の一手の問題から初めて行きましょう。いきなり難しい問題に取り組むとやる気がそがれてしまう上に実戦でも活かしにくいでしょう。

歩、桂馬、香、銀、金などの小駒の手筋から飛車や角などの大駒の手筋までをまずマスターしましょう。そのうえで捌きや手厚い攻めの次の一手に取り組んでいきましょう。何事も基礎が大切です。基礎がないうえに建物を建てようとしても崩れてしまいますからね。地道が一番ですよ。

次の一手の本は基本的な駒の手筋が掲載されている『将棋・ひと目の手筋』『手筋の力 初級編 (マイナビ将棋文庫SP)』や、最近のでいうと『「次の一手」で覚える将棋基本手筋コレクション432 (将棋連盟文庫)』がおすすめです。

定跡は段階を踏んで、触りと苦手な戦法の対策を

将棋初心者が定跡書を手にすると身体にブツブツとアレルギーが出る人もいるのでは?もしくは読んでいる途中で気が付いたら寝ていたということもしばしばあるはず!管理人はありましたから!

将棋初心者はまず自分が使うと決めた戦法の触りの定跡を覚えましょう。

四間飛車であれば、まず飛車を4筋に振って、美濃囲いに囲う!銀を5段目まで進出させないなどの基本的な定跡を身に付けましょう。難しいことは3手詰めや5手詰めが解けるようになって、簡単な次の一手が解けるようになってからの方が効率よく勉強できます。

まだ『自分が使う戦法が決まってない』という方は当サイトの定跡講座を参考にしてみても良いかもしれませんね。といってもここは三間飛車や四間飛車といった振り飛車の定跡講座しかなかったりします(笑)

四間飛車の定跡三間飛車の定跡

矢倉の定跡右四間飛車の定跡

 

ちなみに管理人がおススメしているのは四間飛車と三間飛車です。

上記の記事から飛べばおすすめの定跡書を紹介していますので参考にしてみてくださいね。

 

短い持ち時間の実戦は毒!感想戦は必ず行う!

将棋初段になるためには実戦が必要なのは当たり前ですが、実戦にも注意点がいくつかあります。

[box05 title=”将棋の実戦で上達するコツ”]

  • 持ち時間の短い実戦はしない。
  • 実戦のあとは将棋ソフトを使って感想戦

[/box05]

将棋ウォーズの10分切れ負けで初段になることを将棋の初段としています。そのためあなたの携帯には将棋ウォーズがダウンロードされていることでしょう。

しかし、ここには甘い罠があります(笑)将棋ウォーズには対局のシステムが3種類あり、10分切れ負けと3分切れ負けと10秒将棋です。この後者2つは文字通りで持ち時間がとても短い実戦になります。隙間時間にやるにはもってこいだからといってこの3分切れ負けや10秒将棋に手を出す初心者はあとを絶ちません(笑)

これらの持ち時間が短い実戦を繰り返すことは、将棋の上達を遅くする最たる原因です。

持ち時間が少ないと考える時間もなく指すことになってしまいます。すると指し手が荒くなってしまい持ち時間が長い実戦を行ったときに浅い読みで指し手を決めてしまうことになります。結果として勝てない、上達しない、楽しくないということになります。

まずは、しっかりと読む、考える時間を持つために持ち時間が長い実戦をやりましょう。

初段になってから3分切れ負けや10秒将棋を始めても問題ありません。

 

また、実戦をやりっぱななしにすると自分の悪い癖や形勢判断の能力を上達させることができないので、実戦を行ったら必ず感想戦を行いましょう。

特に自分が負けた将棋は必ず将棋ソフトに読み込ませて悪手や敗着はどこにあったのかを確認しましょう。

将棋に上達するには派手な手ではなく、悪手を指さずに普通の手を積み重ねることが大切です。大駒をバッサリ切って決めれれば気持ちは良いのですが、堅実な手を積みかさねることであなたの将棋は次の段階へとステップアップできますよ。

 

将棋の上達にはインプットからのアウトプットがもっとも重要!

上達のためにはインプットとアウトプットが大切です。将棋に限らず何のスポーツでも何の仕事でも何の勉強においても同じことがいえます。

インプットとは『入力』で、アウトプットとは『出力』という意味があります。

要するにインプットとは『知識を得ること』『経験すること』です。

アウトプットとは『実践すること』『自身の体験・学習し得た知識を、成果・結果とすること』です。

 

アイスブレイクとして初めに質問をします。あなたは以下の文を出されてすぐにわかりますか?

 

I am arrogant!

 

ちなみに『arrogant』とは『傲慢』という意味です。

つまり上の文は、『私は傲慢だ』という意味ですね。

この例で説明したいことはインプットがなければアウトプットすることはできないということです。

学びなければ成果を出すことはできません。仮にすでに単語の意味を知っていたとしても、それは以前にあなたが英語の勉強をしたときに覚えたはずです。つまりインプットしているのです。

その結果として、「『arrogant』は『傲慢』って意味だから、私は傲慢だって意味だ」とわかったはずです。

 

インプットとアウトプットの関係は基本的にはインプットが先でアウトプットが後です。

 

なぜこのようなことを説明するのかそれは『無意味に実戦をするな』ということを伝えたいからです。

 

将棋におけるインプット・アウトプットには以下のようなものがあります。

 

[box05 title=”将棋におけるインプットとは”]
詰みの形を覚える、定跡を覚える、手筋を覚える

詰将棋から3手の読みを学ぶ、次の一手から捌きの感覚、手厚い攻めの感覚を掴む
[/box05]

インプットとは、将棋の知識を得ることをほぼすべてのことを指します。

 

[box05 title=”将棋におけるアウトプットとは”]
実戦において詰み筋を発見する、実戦において定跡を指す、実戦で手筋を使うor応用する

棋譜並べでプロ棋士と同じ手を指せるようになる、観戦で高段者と同じ読み筋が思い浮かぶ

[/box05]

アウトプットとは、将棋の実戦においてのすべてのことです。実戦=アウトプットと考えてもらえればOKです。

インプットなくしてアウトプットなしです。

つまり詰将棋や次の一手をしないで実戦を繰り返すことは上達がしない、上達を遅くしているだけで時間の浪費です。

効率よく初段になりたいというのであれば、実戦をするのではなく、詰将棋や次の一手といったインプットが先です。

インプットするからこそ、実戦でのアウトプットも多くなり、上達が早まります。

 

そして、上達してくると、実戦からインプットできることも多くなります。しかし実戦から学べるようになるには、まず基礎を固めないといけません。

 

英語の単語を知らないと長文が読めないと同じで、将棋も詰将棋や次の一手、定跡を知らないと実戦で勝つことはできませんよ。

将棋のわからないはつまらない、楽しくないの原因!わかりやすいことからやるのが正解!

将棋の勉強をしているときに、定跡書がスムーズに読めなかったり、詰将棋が解けないとつまらない、楽しくないとストレスを感じませんか?

将棋の上達には多少のストレスは必要ですが、わからなくてイライラするのって無駄な時間です。特に詰将棋や次の一手といった答えがあるものを『うーーん、うーーーん』と悩むことをほど無駄なことはありません。

将棋の勉強の種類は何度も言うように、詰将棋、次の一手、定跡、棋譜並べ、観戦、実戦とあります。これらの将棋の上達方法ともいえる勉強には以下のような難しさ‐易しさの関係があります。

左の詰将棋や次の一手には答えがありますから比較的簡単‐易しいと考えます。

一方の右側の棋譜並べや実戦は明確な答えが呈示されているわけではありませんので、勉強としては難しい分類になります。

このように勉強によっても難しさがあります。

将棋初心者は早く上達したい、もしくは勉強しているように見える勉強をしたがる傾向にあります。現に管理人もわかりもしないのに初心者のころに棋譜並べをしていました(笑)

まずは答えが明確にある詰将棋を解くのが最短の上達方法です。

わからなければすぐに答えを見ればいいだけですからね(笑)

実戦は将棋ソフトに読み込ませればある程度答えはわかりますが、変化が膨大にあって時間がかかりすぎてしまいます。

 

将棋の上達を効率よくするには時間をうまく使うことが必要です。ずっと将棋の勉強ばかりできる人は別ですが、将棋に費やせる時間が限られている人は効率よく将棋の勉強をしましょう。

簡単な詰将棋やわかりやすい次の一手からサクサク解いて将棋に対するモチベーションを挙げながらやるのがよいでしょう。

 

 

まとめ

簡単ですが3か月で将棋初段になる方法をまとめてみました。このほかにもポイントはありますが、他の記事でも同じようなことをいっているので割愛させていただきますね。

 

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