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【将棋初心者】三間飛車の定跡と対策すべき戦法を徹底解説【攻め方と弱点&おすすめの本】

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【将棋初心者】三間飛車の定跡と対策すべき戦法を徹底解説【攻め方と弱点&おすすめの本】

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  • 初心者向けに三間飛車の定跡解説してくれないかなぁ?
  • 三間飛車を指したいけどどういう戦法と出くわすことが多いの?
  • 対策しないといけない戦法とその本とかわかればなぁ…。

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三間飛車を指しはじめようとしたときに上の様な疑問を感じたことはありませんか?

将棋初心者が中途半端に三間飛車を指し始めると上達が遅くなるかもしれませんよ?

[st-kaiwa2]とりあえず左から3番目の場所へ飛車を移動させたらいいんだろ?[/st-kaiwa2]

[st-kaiwa5]うーんそのとおりだけど定跡を勉強して指さないと上達は遅くなるよ![/st-kaiwa5]

そこで今回は、将棋初心者向けに三間飛車の定跡と局面図、対策すべき戦法の一覧、それらの定跡を勉強する時におすすめの本を紹介します。

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Q1
三間飛車で知りたい定跡は急戦?持久戦?

三間飛車 対居飛車急戦定跡·対策

[st-kaiwa2]三間飛車って急戦には有利って聞いたから急戦はあまり対策しなくてもよさそうだなって
思うんだけど。[/st-kaiwa2]

[st-kaiwa5]三間飛車は確かに急戦に強い振り飛車と言われているけど、それでも急戰の対策は必須だよ![/st-kaiwa5]
三間飛車は事前に3筋に回る事で間接的に角の頭を先受けしている形なので、急戦で狙われやすい角頭をカバーしており、急戦に強いと言われています。

しかし未だに、急戦策は有力な形もありすべてに対して有利というわけではありません。

しっかりとそれぞれの急戦策に対策を用意しておきましょう。

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棒銀

四間飛車と同様、三間飛車も棒銀による急戦策への対策が必須です。

振り飛車にはすべて棒銀で対応するという居飛車党もいたりしますし、ましてや初心者の頃は玉を囲わずに原始棒銀で一直線に攻めてくることもしばしば。

上の局面で仮に先手が四間飛車を指しているのなら、▲7八飛車と角頭攻めに備える必要がありますが、すでに三間飛車で7八の地点に飛車がいて、棒銀で狙われる角頭も事前に受けているので棒銀をされてもあまり怖くない印象です。

上の局面では、▲9八香、▲3六歩などの指してから選んで万全の体制でカウンターを目指せます。

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4五歩早仕掛け(6五歩早仕掛け)


三間飛車は3筋に回る関係で飛車のコピンを狙われやすい形です。

当然、それを見越して居飛車側も早々に角交換を狙ってくる4五歩早仕掛けは有力な戦法です。

三間飛車の基本方針は、4五歩の仕掛けに素直に4五同歩ととらずに銀を盛り上げて対応するのが乱戦を避けれて良いと思います。

初心者のころは特に角交換や飛車交換などをして乱戦にならないようにした方がいいです。

大抵は4五歩(6五歩)の単体での攻めは居飛車側が苦しくなってくるため、攻めの駒を増やすために、左銀を前線に繰り出してくる△5三銀型の6五歩早仕掛けに切り替えてきます。

目次

右四間飛車

全世界の振り飛車党の敵といっても過言ではないのがこの右四間飛車戦法でしょう。

狙いは単純で4筋に(上図は6筋に)攻め駒を集中させて強引に突破してこようとする戦法です。単純ながら破壊力は満点で甘い対応だと一気につぶされてしまう変化も数多くあります。

基本的には三間飛車が有利になる変化が多いです。場合によっては石田流への組み換えなどを念頭に指していけばよくなっていきます。

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いずれの戦法も実戦ではよく出てくるので、定跡を学んでおくとよいでしょう。

この戦法について詳しく解説しているのは鈴木大介先生著の『三間飛車戦法―軽快に豪快に一気に寄せきる (将棋必勝シリーズ)』です。

 その他にも三間飛車の基本的な手筋や囲い方、コツ、ポイントなども解説しているので初心者がまず初めに読む定跡書としては良いと思います。急戦、持久戦と簡単に書かれているので、まさに三間飛車の入門書といったところです。

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対居飛車持久戦定跡·対策

5筋突き穴熊

三間飛車における穴熊は5筋の歩をついてくるか突いてこないかで大きく異なった戦いになります。

5筋を突くのであれば真部流、

コーヤン流、

石田流

を目指す形になりますが、5筋を突いてこない不突き型の穴熊であれば、トマホークが有力になってきます。トマホークについては後述しますので、まずは5筋突き穴熊についてですが、基本的には真部流を目指す方がよいかもしれません。

真部流の4五歩を突いて銀を4六の地点に配置する形は手厚くとても良い形と言われています。左美濃に対しても真部流は有効なので、初段や高級者になるまでは真部流で丁寧に指す練習をしたらよいでしょう。ただ、真部流は中央突破やと金つくりを目指す持久戦となりやすく、穴熊相手には囲いも薄いので受けの力も求められます。

攻めていきたいという人は、石田流を目指して穴熊が組み上がる前に豪快にさばいていくほうが勝ちやすいかもしれません。

真部流を学びたい人、入門編として知りたいという人には『三間飛車戦法―軽快に豪快に一気に寄せきる (将棋必勝シリーズ)』『これだけで勝てる 三間飛車のコツ (マイナビ将棋BOOKS)』がよいかもしれません。基本的にこの2冊を読めば急戦や持久戦に対応できますね。はじめはこの二冊で十分かもしれません。

5筋不突き穴熊

穴熊といっても5筋をつかないで一直線に穴熊に組むの有力な作戦です。

三間飛車側は当然ですが、穴熊に組まれると不利になりますので、穴熊に組ませないか組ませて攻めつぶせる形を目指します。管理人が特によく使っているのはトマホークではなく、端桂という戦法です。以下の図をご覧ください。

トマホークとは異なり、玉頭、角頭に銀が出てきて浮き飛車で受けさせずに、端桂だけ先に跳ねてしまうといったユニークな戦法です。

参考になる本は以下の『三間飛車で攻めつづける本1』です。ちなみに1巻となっていますが、完全版がでているのでそちらを購入することをおすすめします。

三間飛車で攻めつづける本1


トマホークと違って飛車に角頭の歩を受けさせずに桂馬だけで先に仕掛けてしまうところがポイントですね。

当サイト管理人もよく実戦を繰り返してつかっているので定跡の解説も少ししています。参考にしてみてください。

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5筋不突き型の穴熊に対しては銀と桂馬、角の連携で端攻めを狙うトマホークが有力です。

トマホークについて解説されているのはプロ棋士とその弟子さんが協力して出版された『三間飛車新時代 (マイナビ将棋BOOKS)』に解説されています。

より詳しくは、アマチュア強豪でトマホークの生みの親ともいわれているタップダイスさんの『アブノーマル三間飛車』『トマホーク解体新書』『トマホーク最新研究』などに記載されています。

しかし、少し初心者には難解だと思うので、前者の『三間飛車新時代 (マイナビ将棋BOOKS)』をおすすめします。

相振り飛車

90年代ではほとんどが居飛車側vs振り飛車という構図の対抗系戦法をよく見かけたように思いますが、最近では6六歩と角道を塞ぐと三間飛車に振られたり、向かい飛車に組まれる相振り飛車の将棋も多くなってきています。

そのため三間飛車党は、相振り飛車の将棋の定跡への対策が必須になっています。

対居飛車戦のような飛車を打ち下ろして横から攻めるといった戦いにはなりづらく、相手の囲いを縦から攻めていく居飛車vs居飛車戦のような縦の攻めを使う将棋になりやすいです。

[st-kaiwa2]えーじゃ対居飛車戦だけをするだけじゃだめってことか?[/st-kaiwa2]
[st-kaiwa5]そうだね。・・・相振り飛車の方が出くわす機会が多いとかもざらだね(笑)[/st-kaiwa5]

対向かい飛車

お互いがお互い飛車を振るので、囲いの頭に飛車が配置されることが多いですが、向かい飛車は直接囲いを縦から攻めてくる将棋もになりやすいです。

向かい飛車側からの狙いとしては、向かい飛車に振ってからの棒銀や角交換からの角打ちなどでしょうか。

相振り飛車は指し方がわからずボコボコに負けることも少なくないのでしっかりと対策しておきましょう。

対三間飛車

▲6六歩に対して、△3五歩や△3二飛車と振られて、対三間飛車の相振り飛車の展開になるのが一番多いでしょう。

自分は三間飛車を使っているからと、相手が三間飛車を使ってこないとは限りません。

上の図では、こちら側は向かい飛車で対抗していますが、相三間飛車の相振り飛車戦もありますので、どちらでも好きなほうを選択するとよいでしょう。

ただ、相振り飛車の定跡書は少ないのが現状です。しかも難解というね(笑)

対四間飛車

相手も四間飛車に振ってくる相振り飛車になることもたまにあります。

むしろ▲6六歩に対して△4四歩と後手も角道を止めてくる将棋をよく見ます。これについては良し悪しはあまりわかりませんがどうなんでしょう笑

対中飛車

三間飛車を指したいのに相手から先に中飛車に振られて困ったという経験はありませんか?

中飛車に対して三間飛車に振る将棋もありますが、中飛車に左穴熊の選択肢を与えて三間飛車側が勝ちにくいイメージがあります。最近は対中飛車左穴熊にはダイヤモンド美濃で対抗している将棋を見ますが、初心者は避けたほうがよいかもしれません。

たとえば管理人なら中飛車に対して一直線穴熊を用いることが多いです。対中飛車に困ったら三間飛車にこだわらず別の対中飛車戦法を身につけましょう。カチカチに『三間飛車やるんや!』とこだわらず相手の戦法を見て自分が指しやすい勝ちやすい戦法を使っていくことも賢いと思います。

その他~筋違い角や嬉野流などの奇襲戦~

その他には対策が必要な戦法があります。
たとえば奇襲戦法は四間飛車を指そうと駒を進めていても避けることができません。仮に後手側になった場合筋違い角の対策は必ず必要です。

また、変わりダネとして、鳥刺しや振り飛車に対しては抑え込みを狙う嬉野流や、角道をあけずに左美濃に囲う飯島流引き角戦法なんかもありますよね。

鬼殺しやその他の奇襲もある程度対策を準備しておく必要があります。

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三間飛車初心者におすすめの本一覧

三間飛車を今から始める初心者には、まず三間飛車の細かい定跡よりもざっとした概要をつかめる定跡書の方が読みやすく、お金もかかりすぎずに済みます。

急戦、持久戦には鈴木本と大平先生の入門書がおすすめ

急戦や持久戦と対居飛車の概要をつかみたいのであれば、『三間飛車戦法―軽快に豪快に一気に寄せきる (将棋必勝シリーズ)』『これだけで勝てる 三間飛車のコツ (マイナビ将棋BOOKS)』がよいかもしれません。基本的にこの2冊を読めば急戦や持久戦に対応できますね。はじめはこの二冊で十分かもしれません。

三間飛車で穴熊、左美濃を狙い撃つためには専門書に2冊がおすすめ!

もし、上のどちらかを買って、『あー△3一玉型の左美濃遠すぎ!』『穴熊硬すぎて大捌きから囲いの薄さで負けちゃう』ということがあれば『『三間飛車新時代 (マイナビ将棋BOOKS)』でいくつか穴熊対策や流行の△3一玉型左美濃の対策を考えるとよいでしょう。

上記の左美濃や穴熊に対して職人のように攻略したい人には、難易度が高めの『コーヤン流三間飛車の極意 急戦編・持久戦編 (プレミアムブックス版)』をおすすめします。コーヤン流は形にハマれば短数手で勝つことが可能ですし、美濃囲いの活かし方や、穴熊に対しての捌き方なども学ぶことができます。

相振り飛車を指しこなす本〈1〉 (最強将棋21)

 四間飛車の使い手で有名な藤井先生の相振り飛車を指しこなす本〈1〉 (最強将棋21)が秀逸です。少し内容が詰め込みまくってて、初心者には難しいかもしれませんが、丁寧に作りこまれているので1巻だけでも十分読むに値します。

相振り飛車での攻方を知りたいのであれば、相振り飛車での石田流の攻め方を丁寧に教えてくれる戸辺誠先生の石田流を指しこなす本“相振り飛車編” (最強将棋21)がおすすめです。いわゆる戸辺攻めで有名なので攻め筋がわからなくて方針がつかめないということがなくなると思いますよ。

中飛車に対応するには一直線穴熊が楽かも!居飛車穴熊の感覚も吸収できて一石二鳥

中飛車で困っているというかたにおすすめしたいのが、先日叡王位を奪取したことでも記憶に新しい高見 泰地先生が書いた中飛車破り 一直線穴熊徹底ガイド (マイナビ将棋BOOKS)がおすすめです。

中飛車への対策は振り飛車ではなく、あえて居飛車で対抗するのも一興と思います。何より一直線穴熊は勝ちやすく、居飛車穴熊がどのような感覚なのかどのような筋を狙われる嫌なのかも習得できるので、四間飛車を指すときに活きてきますよ。

奇襲戦への対応方法を学ぶためにはこの1冊が必要

筋違い角や嬉野流などの珍しい奇襲戦はたびたび対策がわからず泣かされることもしばしばです。

そんなあなたにはしっかりと対策が書かれている奇襲戦の対策本があれば大丈夫です。それぞれの奇襲戦法に対して3つほどの対策を解説している本間先生のこれで万全! 奇襲破り事典 (マイナビ将棋BOOKS)がおすすめです。

この本はそれぞれの奇襲戦法についてさらりと解説しているので、実戦で試しながら慣れていく必要があります。が、分かりやすくてすぐに試したくなる対策がたくさん書かれているので、いろいろと試しながら自分に合う奇襲対策を身に着けていってください。

定跡書のトータルで1万円ほどの金額!

1冊1,500円と考えると紹介したのは7冊なので、大体1万円前後の出費になりますが、適当によくわからない定跡書を買って、読まずに終わるくらいなら上記の定跡書を読破して実戦を繰り返して読み返したほうがよいですよ!

あなたの将棋上達が早くなるか遅くなるかはあなた次第ということです。勉強方法を工夫すれば最短最速で初段になることも可能です。

定跡書を買うのを迷っているくらいならそうそうに買って実戦を繰り返したほうが早くうまくなりますよ!

まとめ

三間飛車を指す初心者向けに定跡や対策すべき戦型を紹介していきました。

Q1
三間飛車で知りたい定跡は急戦?持久戦?

三間飛車は急戦に強いため、居飛車党からは穴熊や左美濃などの持久戦を狙われることが多いです。
自分なりにこの戦型なら穴熊や左美濃に対抗できるという形を作っておくことで穴熊や左美濃が怖くなるでしょう。

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