四間飛車

ノーマル四間飛車VS斜め棒銀の序盤定跡まとめ① 初心者へ簡単に解説する講座!

四間飛車に魅せられた少年少女、青年、おっさん、おばちゃん、じいちゃん、ばっちゃん・・・待たせたなぁーーー!!!ついについにやってきたぞ!!この日が・・・!!

四間飛車に対しての急戦策の一つ・・・斜め棒銀を解説する日が!!!

(皆さんの心の声:「ってそんなことかーぃ(白い目)」)

 

ってところで茶番は終わりにして、今回も前回の棒銀定跡に引き続きやっていきますよ。

斜め棒銀はその名の通りで、本来守備に使う居飛車の左銀を斜めにずんずん持ってきて攻めてくる急戦策戦です。

一見すると山田定跡と似ているように感じるのですが、似ても似つかぬ展開になります。一手の仕掛ける順番で展開が変わってくるのが将棋の面白いところですよね。

山田定跡の指し方を知らないという人は、下の記事を参考にしてみてください。

>>四間飛車VS山田定跡を解説しているのはこちらから

では、山田定跡との違いも知る意味で解説をしていきます。

ここで斜め棒銀への対抗策をしっかり身に付けてくださいね。

 

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四間飛車VS居飛車急戦の基本図から斜め棒銀へ

四間飛車対居飛車急戦での基本図が以下の図になります。

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棒銀の記事でここまでの指し方を解説しているので参考にしてみてください。

>>四間飛車VS居飛車急戦の基本図までの定跡はこちらから

一手一手の意味を覚えることで将棋の上達は加速します。適当に指しているそこのあなた!しっかりさせるようになることが上達への近道です。一手一手意味を覚えてくださいね。

 

 

四間飛車VS居飛車急戦の基本図を再掲

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ここから後手の指し方によって、居飛車の作戦が判明します。

棒銀であれば、△7三銀~△8四銀と居飛車の右銀を活用してくる展開です。

山田定跡であれば、△7五歩と突き捨ててから、居飛車の左銀を△6四銀~△7五銀と活用する展開です。

それでは、斜め棒銀はというと

基本図から△6四銀!!とします。

 

 

 

基本図から △6四銀!!

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山田定跡では、△7五歩としてから△6四銀としてきましたが、斜め棒銀では先に左の銀を、△6四銀と前に出してくるのが、定跡です。この一手で居飛車側は斜め棒銀の作戦を取ってきたことがわかります。

ここから斜め棒銀への四間飛車側の対策を解説していきます。

 

 

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四間飛車VS斜め棒銀の定跡

 

基本図から △6四銀 再掲図

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さて、当然ですが、居飛車側の狙いは単純明快です。何をしようとしているのか考えるのが将棋というゲームなので、思考停止して適当に指さないようにしましょう。

居飛車側の狙いは、角の頭を狙う△7五歩~△7五銀です。そしてあわよくば、7筋を攻めつつ、棒銀を狙い、8筋の飛車先の突破です。

 

四間飛車側の方針としては、

1.居飛車の銀を捌かないこと

2.狙われている角を捌くこと

3.左側の攻め駒を捌き、飛車を敵陣に打ち込むこと

 

の3つが方針となります。この方針通りにならない展開もありますが、四間飛車の基本姿勢はいつでもこの3つです。

相手に飛車を打ち込まれても横からの攻めに強いのが美濃囲いのいいところです。怖がらずに積極的に飛車を交換できるようにさしていくことが大切です。

 

居飛車側と四間飛車側の方針を確認したところで、△6四銀以降の展開を見ていきましょう。

後手が△7五歩を狙っていることは確認しましたね。相手の思惑通りに指していては勝つことはできません。相手の手に乗ってカウンター(=捌く)のが四間飛車の肝です。△7五歩を狙われているので銀と飛車がうまく使えるようにする一手が重要です。

 

26手目以降 ▲6七銀

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銀で角の頭をケアする▲6七銀が定跡の一手です。

そして、角の頭をケアしているだけではないのがこの一手です。指し手を進めると意味がわかります。

 

 

 

27手目以降 △7五歩

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居飛車は狙い通り、△7五歩を敢行してきます。

ここで先手は当然ですが、▲7五同歩とはしないでください。何度も過去の記事で確認していますが、5段目に銀が進んだら居飛車成功となります。図はないですが、仮に上の局面で▲7五同歩と取ると、△7五同銀として、銀が5段目まで進出してきます。これはすでに8筋の突破が受からない形になっているので絶対に許してはいけません。

 

では後手に△7五歩と7筋を狙われた時にはどうするか。

これは何度か解説しているのでわかるかもしれません。四間飛車をはじめとすると振り飛車は攻められた筋になんたらかんたらがよく言われる格言ですね。ここまでいったらわかっちゃいますよね。

 

29手目以降 ▲7八飛車

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振り飛車は、「攻められた筋に飛車を振る」が格言として、重んじられ?ています。

その格言の通り、攻められている7筋に飛車を振るのが手筋の一手です。

 

え?これで角の頭は大丈夫なの?と思うかもしれませんが、ダイジョブです、問題ありません。

 

 

 

29手目以降 △7六歩

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当然ですが、居飛車は7筋を攻めてくる△7六歩です。ここまで、居飛車側は首尾一貫していますね。

角を取られてしまってはゲームセットですので、先手の四間飛車は当然の一手です。

 

 

 

30手目以降 ▲7六銀

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銀で歩を取り指す▲7六銀が当然の一手です。銀角飛車が縦に3つ並んでだんご状態です。・・・だんご、だんご、だんご~~♪だんご3兄弟♪ですね。

居飛車側は銀にひもが突いていないのを見て、次の一手を指してくるでしょう。

 

 

 

31手目以降 △7二飛車

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浮き駒になっている先手の7六の銀を狙う△7二飛車です。困ったように見えますがここからの指し手が、the定跡という感じですので、目に焼き付けてください。目に埋め込んでいただいてもけっこうです。

 

 

 

32手目以降 ▲6五歩!!

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銀がただで取られてしまう状況にもかかわらず角道を通してしまう手が定跡の一手です。

ひゃーーここから△7六飛車って、銀取られたおしまいやで、工藤~~と思っているあなた!!安心してください。ちゃんと切り返し技があるんです!!

ちなみにこの先手の▲6五歩の後の定跡は

△7七角成とするのが正着です。(クリックすると△7七角成の定跡へ飛べます。)

 

では、心配している皆さんのために解説していきます。

 

 

 

 

33手目以降 △7六飛車

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うわーーー銀をただで取られてしもうた。もう左下の投了ボタン押すしかないわーー。

と思わないでくださいね。ここから飛車厨歓喜の展開が待っています。

定跡って覚えておくと応用が効くのでこの定跡は知っておいたほうがいいですね。

 

 

 

34手目以降 ▲2二角成!!!

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へ?なんやこれ?別になんともなくね?と思いますか。

ちゃんと確認してくださいね。これ、王手になってますよね。

つまり後手は当然△2二玉と馬をとることになりますが・・・。

 

35手目以降 △2二同玉 ▲7六飛車!!!(先手勝勢)

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後手の飛車をボロっと取り去ることに成功しました。きもちいいいいいい!!!!

 

先手の▲2二角成が王手なので手抜くことができず、浮いている後手の飛車を素抜くことができてしまうのがこの定跡のすごいところです!!

どうですか?すげーーーってなりませんか。管理人がこの定跡を初めて見たとき感動したのを覚えています。

定跡からはいろんなことを学ぶことができるので、正着のみ追っていくのではなく、変化した後がなぜだめなのかも身に付けておくといいですね。

 

ちなみに、このように飛車と飛車の間に駒がある形は悪形とされることが多いですが、今回は角成が王手になるので、好手となりました。角が王手となって飛車が活躍する指し方は、実戦でも出てくることがあるので覚えておきましょう。

 

 

 

33手目▲6五歩を再掲載

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さて、ここから△7六飛車とする変化を見てきました。飛車が素抜かれて先手が勝勢になりましたね。

ここでは△7七角成と角交換するのが定跡です。

 

 

 

33手目以降 △7七角成
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定跡の一手△7七角成です。ここで先手が▲同桂ととってしまうと次こそ△7六飛車と銀を取られてしまうので、当然▲7七同飛車です。

 

34手目以降 ▲7七同飛車

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飛車で取った形はいかにもよくない形に見えますがこれが定跡手順なんです。不思議ですよね。

ここからの指し手はいくつかありますが、このサイトで紹介するのは次の2手です。

 

後手の指し手の候補手

・△2二角

・△5三銀引

 

△2二角の局面図

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△5三銀引の局面図

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どちらの変化も面白い変化ですが、今回紹介するのは前者の△2二角の変化です。

△5三銀引の変化はまた今度解説します。

 

 

 

35手目以降 △2二角

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後手は△2二角と角を改めて配置して狙うは、先手の飛車です。

先手としては、飛車を取らせたくないと思いますが、飛車を縦に逃げると、後手から△9九角成と香車をとりつつ、馬を作られてしまいますし、飛車を横に逃げると7六の地点にいる銀を取られてしまいます。

どちらの変化も居飛車側が優勢となります。

つまり、飛車を逃げることはできないということです。

飛車を取られたら負けと思っている初心者も多いと思いますが、ここから辛抱です。

飛車だけが将棋ではないということをこのサイトでわからせてやるぜ・・・・たぶんね(笑)

 

飛車を逃げることができないとなると開きなおって次の一手ですね。

 

 

36手目以降 ▲6四歩

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飛車を逃げられないので、落ちている後手の銀を拾っておきます。

 

 

37手目以降 △7七角成

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銀は取られたものの、後手は狙い通り△7七角成と飛車を取ります。飛車厨の人は後手をもって指したいことでしょう。正直管理人も少しだけ後手を持ちたいと思ってしまいます(笑)

 

 

 

 

38手目以降 ▲7七同桂馬 △7六飛車

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飛車も取られて、7六に落ちている銀まで飛車で取られてしまって、もう負けだとあきらめてしまいたいですが、四間飛車の定跡です。四間飛車のほうが指しやすくなるにきまっているのでもうしばらく辛抱ですよ。

ここから桂馬まで取られては勝ち目がなくなりますので、桂馬を守ります。

 

 

40手目以降 ▲6七金

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金で桂馬を守るのが定跡です。桂馬を守りつつ、攻めに来ている飛車取りにもあたっているのも確認してくださいね。飛車を取られてはたまらんと後手は飛車を引くことになるのですが、引く場所がたくさんありますので順番に確認していきます。

 

 

 

後手は△7一飛車~△7五飛車の5か所に逃げることができます。順番に見ています。

 

 

41手目以降 △7一飛車 ▲8二角!

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7一の地点に逃げると8二角打ちで飛車香車の両取りになっています。これはさすがに先手が指しやすいです。

 

 

41手目以降 △7二飛車 ▲6一銀

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次に7二の地点に逃げる△7二飛車には、先手から飛車と金取りになる銀の割り打ちがあります。

銀で後手の陣形を崩すことができるのでこれも先手が指しやすくなります。

 

 

 

41手目以降 △7三飛車 ▲8二飛車

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7三の地点に逃げる△7三飛車も、先手から▲8二角打ちと飛車香車取りの両取りになります。

これも先手が指しやすくなります。

 

 

41手目以降 △7四飛車 ▲6六角打ち

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7四の地点に逃げる△7四飛車が正着の逃げ場所となります。

先手としては、▲8三角と飛車に当てることもできますが、思わしい変化にはなりません。

ここは定跡で▲6六角と角を据え置くのが定跡となっています。

 

※ちなみに△7五飛車と逃げる手は▲6六角が飛車取り香車取りの両取りになるので却下です。

 

▲6六角 再掲図

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最後にこの局面ですが、ここから先も難しい変化がつづくので次回に持ち越したいと思います。

 

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まとめ

斜め棒銀の定跡について序盤の部分について触れていきました。

飛車を素抜くことができる変化や角が飛び交う変化が多いので初心者にとっては怖い作戦かもしれませんが、しっかり対策しておくことで怖くない作戦となりますので、今回の解説を改めて確認して手に焼き付けてくださいね。

では次回をお楽しみに!!!

更新しました。

当記事の続きである四間飛車VS斜め棒銀まとめ②はこちらから。

 

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