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後手ノーマル三間飛車の対5筋不突き型穴熊対策!トマホーク?端桂?上達するコツ!

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三間飛車を指していると、穴熊にがっちり組まれて大捌きをされてぼこぼこに負けてしまうということはありませんか?

穴熊対策として有名なのは、コーヤン流や真部流、トマホーク等が有名ですが、特に前者の2つは穴熊に組まれてしまうため、初心者や将棋をはじめたばかりの人にとっては穴熊の固さにやられてしまうことも多いのではないでしょうか?

やっぱりそのまま穴熊に組まれる対策を続けていても勝ち星を重ねることも難しいですし、強くなるのには時間がかかるかもしれませんよ!

将棋ウォーズや将棋クエスト、将棋倶楽部24で将棋を指しているのならレートがどんどん下がるだけですよね。

うわーすげーわかる!ハメ戦法とか右四間飛車とか穴熊とかされて負けるのってすげーくやしいもんね。

うんうん。まぁそれを乗り越えるのも大切なんだけどね(笑)

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そこで今回は三間飛車党のあなたに、5筋歩突き型の穴熊への対策として、端桂から穴熊をやっつける戦法を紹介します。管理人が参考にした棋書も紹介しますね。初心者や指し始めの方向けにもわかるように簡単に解説していますので、有段者の方は回れ右です。

三間飛車の対策すべき定跡

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目次

先手5筋不突き型穴熊VS後手ノーマル三間飛車の端桂対策!

初手より▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲4八銀 △3二飛 ▲2五歩 △3三角まで

初手より三間飛車の序盤オープニングの出だしです。このあたりの細かい解説は『三間飛車の最序盤を初心者でもわかるように解説』で解説しているので参考にして下さい。

8手目以降 ▲6八玉 △4二銀

三間飛車の基本的な布陣が完成しました。3二飛車、3三角、4二銀の三角形が三間飛車の基本なので囲いの前にこの形を完成させましょう。あとは一目散に美濃囲いに囲っていくだけです。

三間飛車の特徴は左銀の使い方です。四間飛車と違って三間飛車では左銀を中央や相手の玉頭方面に使っていくのがコツです。詳しくは『三間飛車の狙いと左銀の使い方と上達のコツ』で解説しているので参考にしてください。

10手目以降 ▲7八玉 △6二玉 ▲7七角

さて、上図で確認してほしいのは居飛車側が5筋の歩を付かずに一直線に穴熊を目指していることです。これが5筋不突型の穴熊を目指しているサインです。

後手の三間飛車は上でも確認しましたが、基本的には三間飛車の基本布陣が完成したら、美濃囲いに一目散に囲っていきます。

しかし、今回は、先手居飛車側が5筋の歩を省略して一直線に穴熊に組もうとしているので、それを狙い撃ちにする戦法の端桂を紹介します。

端といいますのでまずは端歩から突いていきます。

13手目以降 △9四歩

当然ですが三間飛車側は△9四歩と端を突いて「あなたは穴熊にするのですか?」と確認をします。

ここで仮に端を受けて先手が▲9六歩とするのであれば、穴熊ではなく、左美濃や天守閣美濃を狙っていると考えられます。

そのあたりの駆け引きが将棋の醍醐味ですよね。

14手目以降 ▲8八玉 △9五歩 ▲9八香

居飛車側が5筋を省略してまで狙っているのは穴熊なので当然端歩は受けてきません。一目散に穴熊に潜ろうとしてきます。三間飛車側は先手が▲9八香としているので、居飛車が穴熊であることはわかっているので、それに対応した形で狙い撃ちにする体制を整えていきます。

特に居飛車側の▲9八香に反応して大切な一手があります。

17手目以降 △4三銀!

居飛車側が穴熊を目指して指した▲9八香に対して、後手の三間飛車は△4三銀と銀を前線に引っ張る手が大切です。

この手の意味としては△5四銀~6五銀と銀を居飛車の玉頭、角頭に使おうという意味です。居飛車は穴熊の構造上7六の歩を守りにくい形をしているためそれを見越しての銀上がりです。

18手目以降 ▲9九玉

▲9八香と上がって穴熊の穴を掘ったので、玉は当然▲9九玉と穴の中に潜ります。

ここで完全に居飛車側が穴熊の囲いにすることが決定しました。ここからの手が正直なかなか発想できない着手です。

19手目以降 △9三桂!!

居飛車側が9九と潜ったのを確認してからの後手の端桂がはねる△9三桂馬が衝撃の一手です。

一見無理攻めに見えるのですが、これが攻めとして成立しているのが衝撃ですよね。

この△9三桂馬を咎めにくる▲9五角の変化は

別の記事『後手ノーマル三間飛車端桂VS先手5筋不突き型穴熊対策!▲9五角の変化!』にまとめているので参考にしてください。

20手目以降 ▲8八銀

居飛車側はここから引き返すことはできないので、穴熊を完成するべく▲8八銀と穴熊を完成させます。

居飛車も一安心といったところですが、居飛車側に一息もつかせずに三間飛車は攻めていきます。当然の一手ですがなにかわかりますか?

21手目以降 △8五桂!!

居飛車が穴熊を完成したのも束の間すぐに桂馬で仕掛けていくのが端桂戦法の真骨頂です。

ここからの指し手は4つほどありますので、順番に別記事で紹介していきます。

まず指し手の確認をしますが自分でも数えてみてくださいね。

[box05 title=”端桂の仕掛けに対する対応”]

  1. ▲6八角
  2. ▲6六角
  3. ▲8六角(本筋)
  4. ▲6九角

[/box05]

①▲6八角

▲6六角

▲8六角(本筋)

▲6九角

ちなみに余談になりますが、先ほど▲9九玉と入る前の▲9八香のときに△9三桂馬とはねてはいけないのかですが。

一見穴熊に確定したと思ってしまうのですが、下の一手があるので少し難解になります。

▲7八玉

△8五桂馬とはねて来る前に玉を一路戻すことで、後手三間飛車の端桂からの端攻め+角道によるプレッシャーを緩和させています。

これでは狙い方外れてしまい、この逃げられたときの変化も勉強しなくてはいけなくなります。極力勉強範囲を削るには変化が少ない指し手を選ぶことも大切ですよね。

三間飛車で攻めつづける本1


上記の棋書『三間飛車で攻めつづける本1』の棋譜を参考に序盤の解説を行っています。トマホークと違って飛車に角頭の歩を受けさせずに桂馬だけで先に仕掛けてしまうところがポイントですね。

実戦でも誘導しやすく変化も棋書に書かれたものになりやすいので愛用させてもらってます。特に棋譜の中に登場する手筋たちを知っていることで居飛車をはめることができますよ。

居飛車側は初めて仕掛けられるようなものですが、こちらは5筋歩不突型穴熊をたくさん経験しているため経験のさでものすごく勝ちやすいです。

上記のリンクは完全版ではないので、完全版の方を購入することをおすすめします。

まとめ

後手三間飛車の先手5筋歩不突型居飛車穴熊に対する端桂対策の最序盤を簡単に解説してきました。

基本的には棋書の『三間飛車で攻めつづける本1』の棋譜を並べることで身に着けることができますが、やはり自分でも研究をしっかり行いたいと思い今回記事にしてみました。初心者が疑問に思いがちな手を中心に、管理人の満足のいく形で解説できればいいなと思います。

質問や間違いなどがあればコメントをくださいね。

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三間飛車の対策すべき定跡

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