[chat face=”syosinnsya.jpg” name=”ひよっこ” align=”left” border=”gray” bg=”gray” style=”maru”]将棋って上達するとき詰将棋解かなきゃいけないって聞いたんだけど、実際に詰将棋やろうといするときアプリで手軽に始めたいよね。[/chat]
[chat face=”hachimitu.jpg” name=”ハチミツ” align=”right” border=”green” bg=”green” style=”maru”]たしかにいきなり本屋の将棋コーナーにいってもどれがいいかわからないし、無料でお手軽に始められるアプリはいいよね。[/chat]
[chat face=”syosinnsya.jpg” name=”ひよっこ” align=”left” border=”gray” bg=”gray” style=”maru”]でもさ、詰将棋アプリより詰将棋本の方がいいのかなって疑問が湧くんだよね。正直どっちがいいの?[/chat]
[chat face=”hachimitu.jpg” name=”ハチミツ” align=”right” border=”green” bg=”green” style=”maru”]なるほどね、将棋初心者だと思う疑問かもしれないね。それじゃ簡単にこたえていくね。[/chat]
将棋の上達に欠かせない詰将棋。
将棋が強くなりたいと思えば必ず通らなくてはいけない道だとは思いますが、詰将棋の本をいきなり買うのって敷居が高いですよね?
正直スマホアプリで無料で勉強できるならそれが一番って思う人も多いのでは?
アプリと本ってどっちがいいの?と疑問に思う人もいると思います。
結論は『詰将棋はアプリでも本でもいいけど〇〇の人はアプリで、●●は本がいい』というのが管理人の結論です。
◯◯や●●が気になる方は順番に説明していくのでゆっくり一緒に考えていきましょう。
将棋初心者に詰将棋はアプリか本かどちらがおすすめ?
将棋初心者におすすめなのは、正直どちらもおすすめです。
上記の結論の続きを話すと、管理人の結論は『詰将棋はアプリでも本でもいいけど、始めたばかりの人はアプリで、本気で将棋が強くなりたい人は本がいい』です。
正直詰将棋アプリにはアプリの良さがあれば、詰将棋本には本の良さがあります。
詰将棋アプリのメリットとデメリット
詰将棋アプリのメリットは以下のようなものがありますよね。
[box05 title=”詰将棋アプリのメリット”]
- 荷物にならない
- 変化を実際に動かして確認できる
- 無料
[/box05]
なんといってもアプリだと無料で利用できる上に荷物にならないですよね。
アプリによっては実際に変化をポチポチと動かして確認することもできますよね。
[box05 title=”詰将棋アプリのデメリット”]
- コンピュータが勝手に指し手を進めてしまう
- 頭を使わない
- 広告が入る
[/box05]
逆にアプリだからこそのデメリットもあります。
アプリによっては指し手の自分がある手を指したら玉の逃げ方はコンピュータが勝手に指し進めてしまうこともあります。
つまり勝手に正解の詰み筋を指してしまうため、本当の意味ですべて変化を読み切ることはできないのです。
たとえば詰将棋アプリとして管理人がおすすめする『市原誠 詰将棋2』ではこちらが指したらコンピュータが勝手に作者の作意の詰み筋へと入ってしまいます。
言葉で説明するとわかりづらいので画像を使って説明すると以下の図を見てください。
『市原誠 詰将棋2』の3問目より
この問題は3手詰なので簡単な方ですが問題の難易度は置いておいて正解手の1手目は▲3三竜
と移動させる手です。ざっと詰み筋を見ると以下のようになります。
▲3三竜、△同歩、▲2三金まで
実際アプリではコンピュータが作者の作意である▲3三竜に対して、△同歩の変化しか表示されません。
しかし、ここで問題となるのがすべての詰み筋を確認できていないということです。
たとえば、▲3三竜に対して、後手が△2三合駒とした場合はどうでしょうか。
これに対しては、▲2四金までの詰みになりますが、将棋初心者の方々は慣れておらず、すべての変化を読む練習にはなりづらいのではないでしょうか?
詰将棋アプリは、すべての詰み筋変化を読むという点に関しては本に比べると劣っているように感じます。
詰将棋本のメリットとデメリット
詰将棋本のメリットとして以下のようなものがあります。
[box05 title=”詰将棋本のメリット”]
- 詰将棋問題が動かない
- レベルに合った問題集になっている
- 頭を使わないと解けない
[/box05]
なんだかメリットなんだかデメリットなのかわからないという方も多いかもしれないですね笑
詰将棋本はアプリとは違いアニメーションのように駒が勝手に動いたりギミックはありません。
詰将棋本の問題は問題図のまま佇んでいるだけです。
そのため、アプリのようにあてずっぽで動かしてみたら正解や不正解などと教えてくれません。
将棋が本気で上達したいのであれば、詰み筋をすべて読み切って正解は紡ぎ出す『頭を使って読む』練習が不可欠です。
また、詰将棋アプリに比べると本の方が、難易度がわかりやすく、たとえば1手詰問題集、3手詰問題集となっていることが多いので、初心者から段位者まで自分のレベルに合った問題集を選びやすいです。
アプリも選べば難易度に合わせたものを探せますが、将棋初心者にはわかりにくいと思います。
[box05 title=”詰将棋本のデメリット”]
- 1,000円前後と有料
- 自分が疑問に思った詰み筋が解説されていない
- 荷物になる
[/box05]
本であるが故のデメリットも当然ですが、存在します。
まず、アプリのように無料でお手軽に始められるものではなく、当然有料で1,000円前後の出費になります。本屋の将棋コーナーにいって将棋の本を買うのも慣れるまで微妙に敷居の高さを感じます。なんでしょう、あのそわそわ感。昔ジャンプを買うときにいちご100%が表紙の時の気まづさに似ているかもしれません。
アプリにも言えることなんですが、詰将棋本でも自分が気になる詰み筋が解説されていないというデメリットがあります。
まぁよく考えれば自分でこの詰み筋はなぜ詰むのかと『頭で考える』機会にはなるのですが、お金を出して買ったのに丁寧に解説されてないと釈然としないですよね。
最後にスマホに比べるとコンパクトさに欠けるため、カバンを圧迫して荷物になります。詰将棋本は基本的に小さいので気にならない人もいると思いますが、カバンを持たないという人は不便さを感じるかもしれませんね。
将棋初心者はアプリで、本気で将棋が強くなりたい人は本がいい
上で説明したとおり、アプリにはアプリで、本には本でいいところもあれば悪いところもあります。人間と同じですね。
将棋初心者でお金をかけずに強くなりたいという人にはアプリから始めてみましょう。はじめからお金をかけるのなんてばからしいですもんね。
そしてそれでも将棋を本気で強くなりたい、あの職場のあいつを、友達のあいつを負かしたいと思っている上達したい人は詰将棋本をおすすめします。
将棋は一生の趣味です。しかも競馬、パチンコなどと違ってお金もほとんどかかりません。
管理人と一緒に上達していきましょうよ。
難易度別のおすすめ詰将棋アプリ3選!
さて、それでは両方の良さがわかったところで詰将棋アプリの中でも管理人がおすすめできるものを初心者から中級者別に紹介していきます。
まずは将棋を始めたばかりの初心者の方におすすめのものから紹介していきましょう。
将棋初心者にまずおすすめしたい『詰将棋ライト』
将棋初心者にまずおすすめしたい詰将棋アプリといえば『詰将棋ライト』。
このアプリでは1手詰、3手詰、5手詰の問題がそれぞれ81問ずつ掲載されています。(おそらく将棋盤が9×9マス=81マスだから)
1手詰に関しては基本的な手筋の頭金、つるし桂馬などの将棋を覚えたらまず覚えるべき詰み形を学ぶことができます。
また、3手詰に関しては1手詰で覚えた基本的な詰み筋を復習する内容になっているので1手詰での詰み筋を思い浮かべながら解けば3手の読みを習得できるでしょう。
5手詰に関してはとんでもなく難しいので無視してオッケーです。
70問だけ!一手詰将棋ビギナー将棋!
将棋初心者の方には1手詰だけが70問載っているアプリの『一手詰将棋 ビギナー将棋』もおすすめです。
こちらは少し広告が多めですが、1手詰だけの詰将棋が70問も掲載されているのでサクサク解くことができます。
7問から10問ほど解くごとに30秒広告が始まるので少しイラッとしますが、それを除けば特に問題はありません。
1手詰の問題集は特段解説がついていないことが多いのですが、こちらは1手詰の解説が簡単に紹介されているので、納得しながら解くことができるとおもいます。
上記の『詰将棋ライト』とセットで1手詰が151問も取り組むことができるので、これらのアプリを駆使して1手詰をマスターしてから浦野先生の3手詰ハンドブックを学習するのが一番出費が抑えられそうです。
大駒が乱舞する市原誠 詰将棋2
1手詰や3手詰の基本的なものが覚えられたという方にはこちらの市原誠さんの詰将棋シリーズの2作目がおすすめです。
こちらは将棋初心者の方が陥りがちの飛車や角を可愛がりすぎるを是正するのにぴったりです。また、大駒の使い方がいまいちわからないという人にもオススメです。
というのも、『市原誠 詰将棋2』の問題は50問中49問が飛車か角を捨てたり、大駒を活用する問題だからです。
このアプリの問題を解き終わった頃には、大駒をうまく活用して詰ませれるようになっていることでしょう。
難易度別のおすすめ詰将棋本3選!
アプリの次は詰将棋本です。
ここまで読んでいただいたということは、あなたひょっとして強くなりたいですね!!!
そんなあなたにだからこそお伝えしたいおすすめの詰将棋を紹介させてください。
1手詰・3手詰ハンドブックで有名な浦野先生のハンドブックシリーズ!
当サイトでもたびたび紹介させてもらっていますが、何度でもいいます。
浦野先生のハンドブックシリーズさえ解いていれば初段まで上達すること間違いなしです。
ハンドブックシリーズは詰将棋の手数別にシリーズ化されていて、初心者にはまず1手詰ハンドブックを、1手詰の基本的な形である頭金、つり桂などを覚えたという方には3手詰ハンドブック
を。
3手読みができるようになってきて、初段を目指したいという方には5手詰ハンドブックをおすすめします。
3手、5手、7手詰の方には3手詰ハンドブック1と3手詰ハンドブック2という風にそれぞれ別のバージョンが販売されています。
お金をかけれるよ!強くなりたいよ!という人は、1手詰〜7手詰ハンドブックの計7冊を買っておけば初段まで上達すること間違いなしです。
各駒の特徴や使い方、詰ませ方が学べる森先生の1手3手詰将棋詰め合わせ!
似たような局面でも『あれ?詰まない』ということもありませんか?
そういった似た局面で、駒ごとでの詰ませ方を学べるのが詰将棋作家の大御所の森先生の詰将棋本『詰将棋一丁目三番地』です。
この詰将棋本の秀逸なところは上下で似たような問題図が掲載されていること!上下で似た問題なのに詰ませ方が違う、駒の使い方が違うということを感じられるので、将棋の総合的な力を伸ばすことができます。
持ち駒のない詰将棋5手 (将棋パワーアップシリーズ)
こちらは変わり種になりますが、実戦系の詰将棋を多く作っている高橋先生の作品の『持ち駒のない詰将棋5手 (将棋パワーアップシリーズ)』です。
こちらはタイトルのとおりで、詰将棋の問題集なのに持ち駒が一切ありません。つまり、盤面にある駒を最大限活用する感覚を養うことができます。
盤上に使えていない駒が多い、遊び駒をつくりだちという方にはこの作品がおすすめです。
ただ5手詰問題集なので難易度がたかくなります。まずは3手の読みを養うために上記の1手詰や3手詰のアプリや本を学んでからの方がよいかもしれません。
まとめ
今回は将棋初心者が感じがちな疑問である詰将棋はアプリがいいの?本がいいの?というものに簡単ではありますが答えさせてもらいました。
基本的には詰将棋アプリでも本でもよいですが、本当に将棋が強くなりたい、もっと上達したいというかたは詰将棋本をおすすめします。
管理人のおすすめの方法は以下のようになります。
- アプリの『詰将棋ライト』と『一手詰将棋 ビギナー将棋』で1手詰を151問解く
- 一手詰がパッと見で考えずに答えがわかる状態になる
- 『詰将棋ライト』の3手詰にチャレンジする
- ある程度解けるようになったら浦野先生の『3手詰ハンドブック』に取り組む
というのが出費を極限まで抑えて詰将棋を学べるとおもいます。
上で紹介した以外にもおすすめ棋書などを当サイトで紹介しているので、詰将棋本以外にも得意戦法を作るための本なども選んでいってはどうでしょうか。
一手詰が完璧という人は『詰将棋ライト』の3手詰や、浦野先生の『3手詰ハンドブック』または森先生の『詰将棋一丁目三番地』で3手詰にチャレンジしてはどうでしょうか。
将棋の上達の近道は3手詰が解けるようになることです。3手詰を解く意味は詰みの力をのばすためでなく、3手の読みを鍛えるためです。
1手詰、3手詰と手数を伸ばせればあなたの読みの見え方が大きく変わっているはずですよ。
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