みなさんは将棋をしていて綺麗に詰まして勝った経験は多いでしょうか。管理人は綺麗に詰まして勝った経験は少ないです。むしろ泥臭く包み込むように寄せて勝つことのほうが多いです。(棋風の影響もあるでしょうが、、、)
将棋でよく「必死・必至」等が終盤力を強化できると聞きますが具体的な勉強方法ってなかなかインターネットで知ることってできないと思います。そこで将棋の終盤が劇的にアップする必至の勉強方法についてまとめてみました。
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「詰めろ」と「必死・必至」の違い・意味は?
[st-kaiwa1]「詰めろ」と「必至」ってどう違うの?[/st-kaiwa1]」
「詰めろ」は次に詰む指し手のこと。
「必至(必死)」は次に必ず詰む指し手のこと。
もっと説明すると「詰めろ」は「次に詰みますよ」で相手が最善の受けの手を指せば詰みません。
「必死・必至」は「次に詰みますよ」ですが、相手がいかなる受けの手をしても絶対詰む形です。
終盤の考え方とは
将棋の終盤の考え方は動のように考えていますか?
私は将棋ウォーズ二段ですが基本は下のように考えています。
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- 相手玉を詰ます
- 詰まないなら必至をかける
- 必至がかからないなら詰めろをかける
- 詰めろで次に繋がる手がないなら手筋でいい手を探す
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[st-kaiwa5]将棋初心者や中級者はすぐに詰ませにいきがち。それが強くなれない理由です。まずは「詰み」を考える癖を抜きましょう。[/st-kaiwa5]
「相手玉を詰ます」は、将棋は先に詰ませたほうが勝ちなので当たり前です。
詰ますには「詰将棋=読みの力」が重要です。終盤力は詰将棋といわれるゆえんです。
「詰まないなら詰めろをかける」とは、詰まないから詰む形にすること。
通称「詰めろ」といいます。まぁ管理人クラスだと詰みそうな形にする程度ですが(笑)
このように終盤の考え方は詰み→詰めろと段階的に行きます。
詰みを鍛えるのは詰将棋。
詰めろを鍛えるのは必死問題を解くのが一番。
詰めろと言っているくせになぜ必死問題なのか。それは必至が下のようなベン図で表せるから。
詰めろを鍛えるにはもう少し条件を絞った必至から覚えるのが早いです。
例えば、算数全体を勉強してくださいと言われるよりも、掛け算だけ勉強してくださいと言われるほうが簡単なのと同じです。
将棋の詰めろを勉強するにも漠然と詰めろを勉強するよりも、詰めろに含まれる「必至」を勉強した方が上達は早くなります。
【なぜ必死形を覚える必要の?】終盤力の強化には必至が不可欠だから
詰将棋については必ずしも終盤力の強化にはならないと思っている管理人ですが、こと必至は終盤力が間違いなくつきます。
詰将棋にもいくつかのパターンがありますが、必死形にもいくつかパターンがあります。たとえば、上から押さえる、挟撃、馬・角・龍・飛車の必死形、退路封鎖等さまざまな形があります。このいくつかのパターンを身に付けることが終盤力強化には不可欠です。
単純です。「この形は必死形だ」といえる形を自力で見つけ出すのは困難だからです。すでに必死形はある程度されているので、それを覚えたほうが効率よく上達することができます。現代人はタイムイズマネーです。効率よく体系化されたものを勉強して最速最短で上達しましょう。覚えるのが一番楽で早いです。
将棋終盤力強化におすすめ必至本4選
やみくもに勉強しても必死ってなかなか身に付けることは難しいです。なぜなら自力で必至の形を探していくのはものすごく時間がかかるから。
安心してください。必死問題を集めた本が世の中にはたくさんあります。それを活用しない手はないです。
初心者やこのサイトで必至の存在を知った、今から必至を勉強したい人におすすめの必至の本は下のとおり。
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順番に解説します。
寄せが見える本 〈基礎編〉〈応用編〉(最強将棋レクチャーブックス )
寄せが見える本 〈基礎編〉 (最強将棋レクチャーブックス (1))
このシリーズとってもおすすめです。なぜって?それは寄せが見える本シリーズは解説が懇切丁寧です。プロ棋士がここまで細かい変化まで詳しく解説をつけている本はいまだかつて見たことがありません。文章からも著者の森けい二先生がわからせたいという思いがひしひしと伝わってきます。
必死問題を解いてみるとわかることですが、これにて必死といわれても「ここから玉が動いたら?」「合駒をしたら?」「そもそも必死になるまでの過程で変化したら?」と疑問は絶えません。そのすべての疑問に対して答えを提示しているのが、このシリーズです。ページ数に対して問題数は恐ろしく少ないです(笑)逆に言えば解説にページを割いているということです。
本の問題数が少ないけれど、著者の優しさは溢れんばかりに出ています。気になる方はチェックしてみてください。
寄せの手筋200 (最強将棋レクチャーブックス)
5手~7手詰は余裕、必死はある程度わかる方は。この段階では数をこなすのが上達の肝です。数をこなすには問題数の多い本を得が一番です。
言わずとしれた名著中の名著です。この本をするだけで目に見えて終盤が強くなります。 自分の終盤力に疑問を感じている人はこの本を一通り読んでみてください。終盤の景色が違うと思います。
この本はなぜ名著と呼ばれているか、それは必死形を体系化・言語化しているところです。上記の「上から抑える」「狭撃」など各章で分けて書かれているので、勉強しやすいです。
また、必死問題集と謳っていながらちょいちょい詰将棋が混ざっています(笑)これはずるい。そしてすごい。詰将棋が散らばっていることで詰むのでは?という疑問を持ちながら読むことができます。
形で覚えよう!実戦で使える1手必至 (マイナビ将棋文庫)
こちらの必至の問題集は1手必至に限定した問題集で、著者は必至問題の名手・武市三郎先生です。
全部で180問あり、下手に詰みがあったりもしないので必至の問題として集中して解くことができます。逆に必至だけでなく詰みもあるかもといった「実践感覚」で解きたいのなら寄せの手筋200のほうがおすすめです。
Amazonのレビューでも高評価となっているので一読の勝ちはあるかと。
・全180問の1手必至問題集
・実は詰みがある、という問題は無し。全ての問題に詰みは無し
・全ての玉形は右上にあり。玉が五段目より下にある問題は無し。四段目まで
・解答は3択から1つ選ぶ形式。誤答もなぜダメなのか解説は十分あり
・序盤は駒が少なく簡単な問題が多い。徐々に駒が多くなるが、それ程複雑な問題は無し
・「龍や馬が取りになっている問題」はチャンスで「その龍や馬が取られても詰みになる手」を
探し出せれば、大体それが正解。この考え方は参考になりました
・私の誤答は大体うっかりによるもので、慎重にやれば全問正解できたと思います
・確認できた誤植は2つ
第32問解答 ✖△1二全 〇△1二金
第38問解答 ✖玉頭の3ヵ所押さえつける 〇玉頭の3ヵ所を押さえつける
✖▲2桂成ですし 〇▲2二桂成ですし
金がなぜか「全」になっているのがおかしかったです 初版第1刷で確認済み引用:Amazon
1手必至ながら、有段者でも考え込む良問ばかり。
不正解の手でも詰めろがほどけなさそうと思わせる点に問題の上質さを感じる。
また、いかにも正解っぽい3択を設けることでそれを際立たせている。全体的にシンプルな構成ながらも洗練された作りで、必至問題の名手・武市三郎先生の名著に思う。
引用:Amazon
ちなみにこの形で覚えよう!実戦で使える1手必至 (マイナビ将棋文庫)はAmazonが提供している月額980円のサブスクリプションKindle Unlimitedに含まれているので、もしまだ1ヶ月の無料体験キャンペーンを使っていないのなら無料で読めちゃいます。
Kindle Unlimitedを詳しく知りたい人は下の記事が参考になります。
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将棋初心者や中級者が必至本の読む順番は?
必至の勉強をいまからするというあなたはどの順番で読めば良いのかわからない!!となっていませんか?
ずばり必至本を将棋初心者や中級者が読む順番は下のとおり。
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この順番で読めば間違いなく初段までは強くなれます。
必至をある程度マスターした段階でおすすめしたい本は、羽生善治の終盤術〈2〉基本だけでここまで出来る (最強将棋21)の羽生善治の終盤術シリーズです。
なぜ羽生善治の終盤術〈2〉基本だけでここまで出来る (最強将棋21)がおすすめかというと必至の形に持っていくにはどのような中盤での考え方をすればいいのかが身につけられるから。ちなみにこの本はかなりの難易度なので読む順番に注意が必要です。
読む順番は3→2→1の順番で読みましょう。
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3→2→1の順番で難易度が高くなっていくので初めに読むのは3からでOKです。というか私としては2→1でもいいかなと思っています。なぜなら1,2が中盤から終盤の感覚を身につけるのに最適だからです。
【まとめ】将棋初段を目指すなら必至本は絶対必要
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