前回は5筋歩不突型の穴熊に対する後手ノーマル三間飛車の端桂対策の序盤を紹介しましたが、今回はその途中の変化である後手が△9三桂と跳ねたあと、浮いている△9五歩を▲9五角と取り込んできた時の変化を紹介します。
桂馬がはねた局面図は以下の通りです。
[chat face=”syosinnsya.jpg” name=”ひよっこ” align=”left” border=”gray” bg=”gray” style=”maru”]なんだか後手のノーマル三間飛車の嵌め手がありそうでなかなか飛び込めないかも。[/chat]
[chat face=”hachimitu.jpg” name=”ハチミツ” align=”right” border=”green” bg=”green” style=”maru”]うーんたぶんそう思われているのかあまり見ない変化かもしれないね。居飛車は当然防戦一方になるので勝ちにくいっていうのもあるかもしれないね。[/chat]
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それでは、桂馬跳ねあとの▲9五角の変化を順番に解説していきます。一本道の変化のように思いますがなるべく1手1手解説していきますので付いてきてくださいね。
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▲9五角の変化!後手ノーマル三間飛車端桂VS先手5筋不突き型穴熊対策!
さて、仕切り直して解説していきます。
[chat face=”syosinnsya.jpg” name=”ひよっこ” align=”left” border=”gray” bg=”gray” style=”maru”]うーんやっぱり桂馬がはねたことで、後手の9五の歩がただでとれそうなんだよね。[/chat]
[chat face=”hachimitu.jpg” name=”ハチミツ” align=”right” border=”green” bg=”green” style=”maru”]まず目に付く手だから初心者や級位者は取り込んでくるケースが多いかもしれないね。逆に高段者では、首尾一貫して穴熊を目指して本格的な戦いを目指してくる印象だよ![/chat]
9五の歩を取り込んでこないとも限らないので確認してきましょう。
20手目以降 ▲9五角!
ここでただ歩を取られただけでは損をしただけになってしまいます。歩損以上の成果を他であげなくては後手は取られ損です。
21手目以降 △8五桂!
△8五桂は、香で角を取る手を見せていて、角が7七の地点に戻れると桂馬で角を取られるという形になっています。角が逃げるには、▲8六角と▲6八角の2通りありますが、端攻めが見えているので当然▲8六角の一手です。
後手は歩をただで取られはしましたが、ここから後手がずっと攻め続ける形になります。
22手目以降 ▲8六角
さて、角が逃げたところで、上の局面ですが、後手はとりあえずこの一手という手がありますね。
23手目以降 △4五歩
先手の玉が露出しており、とりあえず角道を通して王手をするのが当然の一手といえますね。後手は狙いの手をどんどんさせていて自分の土俵に引きづり込めているので気持ちがいいですね。
24手目以降 ▲8八銀
王手の一手なので先手は穴熊に手順に囲う▲8八銀の一手ですが、居飛車が右辺にかけた手数に比べて三間飛車側は手順に手が伸びている印象です。しかも狙いとおり三間飛車の桂馬香、角が存分に活躍していますよね。
ここから意表の攻めがあります。一考してみてください。
25手目以降 △9七桂成!
桂馬と歩を交換する駒損の攻めですが、これがもうほぼ決まっています。
26手目以降 ▲9七同香、△同香
角の睨みを活かして、端から襲い掛かるのが三間飛車の狙いの仕掛けです。
銀を動かすことができないので、上図は角か桂馬でとることになります。
おそらく角でとるのが本筋です。
28手目以降 ▲9七同角
両方ともすでに後手の狙いがささり、先手は防戦一方になっています。ノーマル三間飛車側は攻めが切れないように注意が必要ですので、実戦を繰り返していくことが大切になります。
まとめ
後手ノーマル三間飛車端桂VS5筋歩不突型の穴熊での一変化である桂跳ね直後の▲9五角の変化について簡単に解説してきました。
確かに1歩得できるのですが、先手の居飛車がその歩を活かす場面はほとんどなく、防戦一方になることがわかったのではないでしょうか。そのためなるべく▲9五角はしないほうがいいのかもしれませんね。
三間飛車側は自分の狙いである角のにらみを活かして端を攻めていけば攻めが繋がっていきます。ただ、攻めが切れてしまうと玉の薄さが目立って負けてしまいますので、攻めが切れないように実戦を繰り返して精度を高めていく必要があります。
そのためにも、端桂の手筋を『5筋歩不突型の穴熊へのノーマル三間飛車端桂戦法の序盤』からしっかりと身に着けてください。
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