[chat face=”syosinnsya.jpg” name=”ひよっこ” align=”left” border=”gray” bg=”gray” style=”maru”]先手でおすすめの戦法ないかなぁと探してたら、78飛車戦法ってのがあるみたいですね!!でも実際指すってなったら角交換されていやだなぁ。
振り飛車の新機軸! 初手▲7八飛戦法 (マイナビ将棋BOOKS)がおすすめの本で、でてきたけど実際どんな感じなの?[/chat]
と疑問に感じていませんか?
結論をいいましょう。『初手▲7八飛戦法』(門倉啓太先生著)はわかりやすくて実践ですぐに使える名著です!
振り飛車の新機軸! 初手▲7八飛戦法 (マイナビ将棋BOOKS)
おすすめの棋力は2級~といったところなんで、初心者も初心者が読むのはおすすめしません。
石田流をある程度指している、もしくは三間飛車の触りは勉強したよという方におすすめです。
もし初心者で使おうとするのならけっこう今期のいる本かもしれません。
なぜなら、この▲7八飛戦法乱戦になりやすいことこの上ない!!
筋違い角、横歩取りとかっていう乱戦が苦手だという方は避けたほうがいいかもしれません。
逆に筋違い角や横歩取りが苦手ということを逆手にとれば、「あまり指す人がいないから研究次第で勝ちやすい」とも取れます。
私は、実際にこの本を読んで数局指してみたんですけど再現性が高いのが魅力ですね。
先手になれば使えるんで、すぐに勉強したところが局面として現れるって感じで、▲6五桂馬が気持ちよすぎてたまらんくなります。
是非これは味わっていただきたい一手ですね。
ではレビューしていきますね。
振り飛車の新機軸! 初手▲7八飛戦法 (マイナビ将棋BOOKS)のレビュー!新戦法や初めの戦法にもおすすめ!
振り飛車の新機軸! 初手▲7八飛戦法 (マイナビ将棋BOOKS)
初手▲7八飛戦法は最高におすすめの戦法です。
初手▲7八飛戦法の狙い
そもそもの初手▲7八飛戦法の狙いとしては、
- 振り飛車でも主導権を握りたい=角道を開けた積極策
- 早石田は確実に狙える
- あわよくば石田流を狙う=振り飛車の理想形
こういうところが狙いになります。
初手▲7八飛戦法本のおすすめのポイント
冒頭でも紹介しましたが、私が実際に将棋クエストや将棋ウォーズに潜って戦ってみたところ、初段前後でも
- 角交換
- 飛車先交換
などで初手▲7八飛を咎めてこようとする人が多数いました。
この本の第2章第1節で、
初手▲7八飛を直接咎めてこようとする角交換や飛車先の交換をまずは撃退する手順が紹介されているので、角交換してきたら、「シメシメ」と思い、飛車先の交換をしてきたら「おや、損するけどいいのかい?」と高見の見物のような感覚になれます。
将棋やっててこの感覚が最高の感覚ですよね。
なんで、はじめて初手▲7八飛戦法を使うよっという方は、第2章の角交換型は確実に読み込んでから戦場へ繰り出しましょう。
第2章の第2節からが後手△8四歩としてきた場合の本格的な角道オープン型の三間飛車の定跡や狙い筋を解説する章になります。
この章は何度も読み込まないと勝てないんでしっかりと読み込んでおきましょう。
ちなみにこの章を読んで於けばある程度▲7八飛戦法を使いこなせます。
角が向かい合っている関係上後手は穴熊にしにくいのですが、まずは、初めに穴熊に無理やりしてきた時の対応方法。
その後は美濃囲いで攻めあってきた時の対応方法が書かれています。
また、第2章の第3節では無理やり早石田(7七飛戦法)を解説しています。初見殺しの戦法なんで、もし知らないよという方、やられた記憶があるという方は一読の価値があります。
奇策、奇襲のようなかたちに見えるかもしれませんが、実は後手に1手損させてしまおうという狙いがある作戦です。飛車と角を交換するかたちなので初心者はしたくないかもしれませんが、角の使い方がうまくなると初段への道もひらけてきますよ。
第3章では
後手が△3四歩としてきた時の対応方法を解説していますが、基本は△8四歩型の変化に合流します。
少し変わった形の▲7九金型での戦い方も紹介されているので参考にすべきですね。
第4章では相振り飛車をとりあげているのですが、これが参考になる攻め筋が満載ですね。
ちなみに相振り飛車だと先手は守勢になりやすいところを、▲7八飛戦法では角道を開けていないことを生かして、囲いを優先して角交換されても大丈夫な状態になってから角道を開けることができるので先手でも主導権を握って指すことができます。
このあたりも詳しく説明されているので、相振り飛車が苦手という方にもおすすめですね。
ちなみに、石田流を指しこなす本“相振り飛車編” (最強将棋21)と合わせて読むと、相振り飛車での勝率が劇的にアップしますね。
『振り飛車の新機軸! 初手▲7八飛戦法 (マイナビ将棋BOOKS)』を無料で読む方法
『ちょうど私にちょうどいいかも』『買おうかな?』と思った方少し待ってください。
『振り飛車の新機軸! 初手▲7八飛戦法 (マイナビ将棋BOOKS)』には無料で読む方法があります。
それは、こちらの記事でも紹介している『Kindle Unlimited』を利用する方法です。
»Kindle Unlimitedとは?30日間無料で棋書500冊が読めて将棋初心者が強くなれます!
Kindleとは、Amazon が提供する電子書籍サービスのことですが、『Kindle Unlimited』はそのAmazonの電子書籍が読み放題になるサービスです。最近U-Next とかの動画配信サービスがよくあると思いますが、それの本や電子書籍版とおもってもらえればOKです。
『Kindle Unlimited』の読み放題サービスの中に『振り飛車の新機軸! 初手▲7八飛戦法 (マイナビ将棋BOOKS)』が含まれているので、無料で読めると言う仕組みです。
ちなみに『Kindle Unlimited』は 30日間無料体験ができるのでその期間に読んでしまえば無料です。
『Kindle Unlimited』の詳しい内容は下の記事で解説しているので参考にしてください。
»Kindle Unlimitedとは?30日間無料で棋書500冊が読めて将棋初心者が強くなれます!
買うと 1000円近くしますが、『Kindle Unlimited』なら無料ですよ。キンドルの無料体験はいつまでか不明なので早めのご利用を。
無料で読むのか、お金をかけて本棚の肥やしにするかあなた次第ですね。
【まとめ】カドックこと門倉啓太先生著の初手▲7八飛戦法が強すぎな戦法な件!
門倉啓太先生は、個性的な戦法でいつもファンを楽しませてくれる先生なんで将棋はいつも確認させてもらってます。
その先生が出した本なんで期待していたのですが、期待を裏切らない、いやいい意味で裏切ってくれた本ですね。
ちなみに▲7八飛戦法をより深めたい人は、角交換系振り飛車の本を読んでおくと狙い筋や攻め筋が見えてくるのでその他の角交換振り飛車の本も読んで見ることをおすすめします。
あと先程も説明しましたが、この本はKindleで買うと1500円、中古でも1300円程度するので、『Kindle Unlimited』使うとお買い得です。ただ、本を購入したほうがやる気がでる、もしくは紙の方がいいという方もいると思うのでそのへんはご自由にどうぞ。
»Kindle Unlimitedとは?30日間無料で棋書500冊が読めて将棋初心者が強くなれます!
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