上達方法

初心者向け!将棋の終局、詰みとは。簡単な詰み、詰め将棋の勉強方法

 将棋の終わり方(終局)・目標とは

 

 将棋が終わる(終局)のはどちらかの玉が詰んだ時です。
将棋は「お互いが相手の玉を詰ませること」を目標とするゲームです。これがすべてです。
駒の動きのページで、「飛車をかわいがりすぎて自分の玉が詰んでしまった」という話を紹介しましたが、飛車という駒をとられても負けではありません。飛車が取られても、相手の玉を詰ませれば勝ちです。

初心者が陥りがちなのは、この「相手の玉を詰ます」という目標を見失い、漫然と指してしまうことです。

極端な例ですが、下の局面は王様がすぐに詰みます。

しかし、はじめの頃はどうしても、8一金と飛車を取ってしまうでしょう。
実際管理人も同じようなことを何度もしています。なんなら、未だに大駒をかわいがってしまうこともしばしばです。
ちなみに2二金打で詰みです。

将棋の終わり方・目標は相手の玉を詰ますことです。

これを対局中意識しましょう。

 

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詰みとは

 

さっきから詰み、詰ます、詰んでる等。詰み詰み詰み、某有名アプリなんたらツムツムではありません。

「詰み」です。

詰み(つみ)とは、(将棋やチェスに代表される)チャトランガ系統のボードゲームの用語の一つ。 先手・後手どちらかの玉将(キング)が、完全に捕獲された状態を指す。 戦いの最終目標であり、どちらかが「詰み」になった時に勝敗が決する。
引用:wikipedia

将棋における「詰み」とは、先後どちらかの玉が、次の一手でとられてしまう状態です。玉が逃げようにも、他に逃げる場所もなく、どうしようもない状態を詰みといいます。

文字だけではわかりにくいの図を使います。下の図を見てください。

これが一番有名で簡単な詰みの局面「頭金」と言います。
初めての人もいると思うので、詳しく説明していきます。

まず金の動きについて確認していきます。金は下のように動けます。

 

先ほどの局面では玉は下のように動けます。

しかし、頭金の局面ではどのように動いても玉がとられてしまいます。

順番に見ていきましょう。

頭金で詰んでいる局面を再度見てください。

 

ここで仮に後手△41玉としてみます。

しかし先ほど確認したとおり、先手の金が動けるところに玉がいるので、金で玉がとられてしまいます。

同じように△42玉、△61玉、△62玉に逃げようとしても、すべて金が動けるところに玉が逃げることになりますので、どこに逃げても玉は金に捕まってしまいます。

確認できましたでしょうか。

 

 

 

逃げても金で玉をとられてしまうなら、金を玉で取ってしまえばよくね。ってなりますよね。
とって見ましょう。

やったぜ。金がとれたと思ったと思いますが、これは歩が動けるところに玉が移動したので歩で玉が取られてしまいます。

 

はじめなので丁寧に説明しました。

このようにどこに玉が動いてもとられてしまうのが、詰みといいます。

 

では、下の局面を見て下さい。

先ほどの逆で、今自分の玉が詰んでいます詰んでいるなら相手の玉をとってしまえばいいじゃないか。「こっちも頭金だ。」としたくなるかもしれません。

「やったぜ!相手の玉を捕まえたぜ!」と思うかもしれませんが、将棋は1手指したら相手の番になりますので、先に自分の玉が取られてしまいます。

詰みについて理解できましたか。これは大切な考え方なので、わからない場合にはもう一度上に戻って確認してください。

このように詰みの状態になったほうが負け、先に詰ましたほうが勝ちというのが将棋の鉄の掟です。詰みは将棋をするうえで大切な考え方なのでここでマスターしてしまいましょう。

 

簡単な詰みの形

 

詰みの意味について理解できたところで簡単な詰みの形を何個か見てみましょう。この詰みの形を覚えることが上達の一歩です。確実に覚えていきましょう。
それぞれの形を見るときに、玉がどこに逃げても、何をしても、玉が取れることを確認してください。

頭金

これは先ほど何度も出てきたので、もうわかると思います。頭金は詰みの形では基本の形です。頭金の形で詰ますことは実戦でも必ずでてきますので覚えておきましょう。

腹金

これも比較的よくみる詰みかもしれません。横から玉を追い詰めていくとこの詰みが出現します
ちなみに玉の横に金がおいてあり、玉の横腹を攻撃しているので、腹金といいます。詰みの形ではありませんが、これに似た形で腹銀という手筋もありますので別の記事で紹介します。

つるしの桂

 

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これで詰んでいるのが不思議に感じるかもしれませんが、桂馬はその独特の動きで玉を捕らえているのです。
管理人は初心者の頃、原始棒銀という戦法を使っていましたが、玉をまったく動かさずに定置のまま(居玉)いることが多くこのつるし桂の餌食に何度も遭いました(笑)

 

詰みの形を覚えるためには1手詰め将棋

上の他にも、詰みの形はたくさんあります。
詰みの形を覚えるのにもっとも効率がいいのは、め将棋を解くことです。
・・・・はい。いやな気持ちになったでしょう。管理人も詰め将棋をするのは大嫌いでした。しかし詰め将棋をやれば上達するのは間違いないです。
詰将棋をやる前にまず詰将棋について押さえておきましょう。

詰め将棋とは

詰将棋ってなによってなっている人もいると思いますのでまず詰将棋について確認しておきます。

詰将棋(つめしょうぎ)とは、将棋のルールを用いたパズル。
駒が配置された将棋の局面から王手の連続で相手の玉将を詰めるパズルで、元は指し将棋(詰将棋と区別する上でこう呼称する)の終盤力を磨くための練習問題という位置づけであったと思われるが、現在ではパズルとして、指し将棋から独立した一つの分野となっている。造物、詰物、図式ともいう。
引用:wikipedia

いろいろと書いてありますが、詰め将棋は、将棋の玉を詰ますという部分だけを切り取ったものです。

詰め将棋は手数によって、○手詰めといいます。○の部分には手数が入ります。1手、3手、5手・・・と数字が大きくなればなるほど、それだけ手数がかかる(難しい)ということです。
ちなみに詰め将棋の最大手数は1525手で橋本孝治さんの「ミクロコスモス」という作品です(笑)

終盤力を鍛える意味で作られた詰め将棋の作品もあれば、芸術的な詰ませ方をするパズル的な要素を含む詰め将棋までさまざまなものがあります。

初心者のあなたは、盤力を鍛えることやパズルを楽しむというよりは、将棋の終わり方を学ぶ意味で「詰みの形を覚えること」に重点を置いてください。

上達していけば作品として詰め将棋を楽しむのもいいですね。

何手詰めをやればいいの

はじめは、1手詰めだけでいいです。
むしろはじめの頃は3手詰め以上はやらないでください。
一番伝えたいのは、「背伸びして難しい問題を解く必要はない」ということです。

あなたにはまだ見えていないでしょうが、1手詰めと3手詰めの間には大きな壁があります。見えない大きな壁があなたの前に立ちはだかっているのです(笑)

はじめから3手詰めをやろうとすると、間違いなく挫折します。詰め将棋が嫌いになり、ひいては将棋が嫌いになってしまいます。それだけは避けましょう。

管理人が詰め将棋アレルギーになったのは、「早く上達したい」からと身の丈に合わない5手詰めから始めたからです。詰みの形をまだ覚えてもいない上にはじめから何手も先が読めるわけもないのに・・・懐かしいです。

1手詰めができるようになれば、将棋の終わり方がわかりますし、実戦が楽しくなるでしょう。
むしろ1手詰めが物足りなくなるまでは3手詰め以上は解かないでください。3手詰め以上は急がなくてもいいです。

まずは将棋を楽しむことから始めましょう。

詰め将棋の解く時の注意点

詰め将棋を解く時の注意点は、「わからなかったらすぐに答えを見る」です。

え?すぐ答えみたら意味なくない?と思う方もいるとは思いますが、わからないものを考えるよりすぐに答えを見た方が、効率がいいです。知らない知識をなぜだろうと考えてもわかりませんよね。たとえば、「将棋盤の底にくぼみがありますがなぜでしょうか」という問題に対して、知らないと到底答えにはいきつきません。(ちなみに将棋盤の底のくぼみは、対局中の将棋に横から口出しした人の首を落として乗せるためにあるものです。通称血だまりとかなんとか呼ばれています。)

わからないものを考えることほど無駄な時間はありません。タイムイズマネーの精神でわからなければ、詰将棋についてはバンバン答えを見ていきましょう。あ、矛盾するかもしれませんが、対局中はわからない局面でも一生懸命考えてくださいね(笑)ここは履き違えないでください。

※詰め将棋は答えを見てはいけませんという方へ
管理人もすべて答えを見たらいいとは思っていませんのでご理解いただければと思います。
初心者の頃はハードルを下げることが重要と考えていますので、答えを見ることを推奨しています。
プロ棋士を目指している方や答えを見ることに抵抗のある人は見ないで解いてください。

自分の頭で汗をかかなければ、将棋の上達はありえません。自分の頭で汗をかくために、英単語を覚える段階の初心者向けの記事ですので、1個人の意見と思っていただければと思います。

では基本的な1手詰めを見ていきましょう。

基本的な1手詰め

図→答え(赤字)という形で進めていきます。先ほどもお伝えしたとおり、わからない場合はすぐに答えを見てください。

頭金

 

答え:52金
先ほども触れたのでこれはすぐにわかったと思います。基本的な詰みになるので必ず覚えてしまいましょう。

腹金

 

答え:22金
これも先ほど触れたので、簡単でしたね。横から攻めるケースはたくさんありますので覚えておきましょう。

つるし桂

 

答え:43桂馬、63桂馬
これも簡単でしたね。43、63どちらでも正解です。桂馬の特殊な動きで詰むケースは多くあるので基本的なつるし桂は押さえておきましょう。

 

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか。今回は「詰み」について解説していきました。

初心者のころはどうしてもこの詰みの感覚を身に付けるのがなかなか難しいとは思いますが、今回の解説を何度も確認して「詰み」を習得してください。