初心者向け!将棋の反則(二歩、行き場のない駒、打歩詰め)

   

将棋のルールには反則というものが存在します。
初心者の頃やりがちな銀が横に動いたり、角が違う筋に動いたり等は当然の反則ですが、そのほかにも、ルールとして決められている反則があります。順番に確認していきましょう。

 

 

 

 

二歩(にふ)

 

同じ筋に「歩」を二個おいてはいけないというルールです。下の図をみてください。

歩が同じ筋に二個打つと反則です。ここでは3筋が反則していることになります。「と金」は歩の成駒ですが、「歩」とはカウントしませんので、「と金」と歩が並ぶのは反則にはなりません。

トップのプロ棋士でもやってしまう反則として有名な「二歩」。プロ棋士の反則の半数近くを占めます。
起こりやすいのは、終盤の混沌としている局面や、持ち時間を使い切り秒読みに入って時間に追われている局面などで現れます。
手筋の記事で触れようと思いますが、「金底の歩」という手筋が二歩と絡んでいることが多いです。自陣に歩を打つことが多い関係もあり、歩の存在を忘れがちです。自陣にある歩を忘れて、敵陣に歩を打ってしまうのです。
二歩の事例を見てみると総じていえることは、その後の局面を読み込むと歩の手筋や歩の好手であることが多いです。当たり前ですが、反則して負けている棋士もプロですので、歩を打つのには理由があるわけです。好手になる手であれば指すのです。ですが、同じ筋にある歩を忘れては本末転倒です。まぁ、このようにいっている管理人も数度二歩を指しているのですが(笑)

二歩をしたプロ棋士一覧(近日公開予定)

 

 

 

 

 

行き場のない駒

将棋の駒の特性上、動くことができない状況になる駒があります。
たとえば1段目に、歩、香車、桂馬を置くことや2段目に桂馬を置くことです。そこに移動はできるものの、次の動きができない駒の動きは反則です。

言葉ではわかりづらいので下の図を見て下さい。

これは一段目目に、歩、香車、桂馬があるケースですが、見てのとおり、次に動ける場所がありません。

これは2段目に桂馬があるケースです。これも次に跳ねる場所がありません。

また、持ち駒に歩、香車、桂馬があるケースには、1段目に歩、香車、桂馬を置くことはできませんし、2段目に桂馬を置くことはできません。

また、2段目に歩、香車がある場合に、1段目に進んだ場合には、不成とはできず、必ず成らなくてはいけません。桂馬が3,4段目にあるケースも同様で1段目、2段目に動いた場合には、不成にはできず、必ず成らなくてはいけません。

 

このルールははじめの頃間違えてしまうことが多いので注意が必要です。アプリなどで将棋を楽しんでいる場合にはあまり意識しないですが、実際に将棋盤、駒を使用するときは注意です。

 

 

 

 

 

打歩詰め(うちふづめ)

上の二つに比べると少し高度な反則です。
文字のとおり、歩を打って詰ますことはできません。
下のようなケースです。

これは9二歩打とすれば詰むのですが、将棋のルールで「打歩詰め」が禁止されているため、歩を打つことはできません。

ここで勘違いしないでほしいことは、歩を打って詰ますことが禁止されているということです。
下の図を見てください。

 %e7%aa%81%e6%ad%a9%e8%a9%b0

この場合は9二歩で詰ますことができます。あくまで「歩を打って詰ますこと」が禁止されているだけで、歩を突いて詰ますことは禁止されていません。勘違いしやすいので押さえておきましょう。

 

 

 

 

 

その他の反則

冒頭でも少し触れましたが、以下のようなものがあります。

 

 

 

 

本来の動きとは違う動きをした時

銀が横に動いたり、角が違う筋に動いたり、飛車が途中にある駒を飛び越して使ったり等です。プロ棋士にも角が他の駒を飛び越して使ってしまったケースがあるので、間違えないようにしましょう。というよりも、角や飛車が思った以上に利いていると思い込みしないようにしましょう。

 

 

相手の駒をとって、相手の駒台に置く

これは竜王位にもついたことのある糸谷八段がした反則ですが、相手の駒を取ったとき、勢いそのままで駒を相手の駒台においてしまったのです。これも反則と見なされましたので気をつけましょう。・・・なかなか自分ではしないミスかもしれません。
おそらく、棋譜並べなどするときの癖が出たのではないでしょうか。棋譜並べの流れで、自分の持ち駒になるけど、数手飛ばすと、結局は相手の駒になるからと相手の駒台に置くことがありますので。

 

 

 

先手後手を間違える。

振り駒の結果自分が後手になったのに、先手と思い込んで先に指してしまうこと。
これもプロで実際にあった反則ですが、はやる気持ちがこのような現象を起こったのでしょう。

 

 

2手指し

将棋は1手ずつ交互に指すゲームですが、自分が1手指した後、そのままもう1手指してしまうことです。
これもプロ棋士で実際にあった反則ですが、プロ棋士の対局中に1手指してから離席して戻った時、相手が指しているものだと思い、もう1手指してしまったというもの。なんだか切なくなる反則負けです。

 

 

 

まとめ

いろいろな反則を見てきましたが、いかがだったでしょうか。
普通に指していたら反則することはないと思うかもしれませんが、自分が反則する日もそう遠くありません。肝に銘じて反則手を指さないように気をつけて対局に挑みましょう。

最後に二歩をして反則負けしたハッシーこと橋本崇載八段の格言でしめます。

「一歩千金 二歩厳禁」

 

 

 

 

 - 将棋ルール, 将棋初心者 ルール, 二歩, 反則, 将棋, 打歩詰, 行き場のない駒