地上最年少プロ入りの中学生棋士藤井聡太四段誕生!上達方法や憧れの棋士・得意戦法は?

      2016/11/24

彼は加藤一二三先生が62年間保持していた最年少プロ入り記録14歳7ヶ月を更新して、14歳2ヶ月でのプロ入りする大快挙を成し遂げた神童です。



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奨励会を1期抜け!

少し話が脱線しますが奨励会について説明します。彼が戦い抜いてきたプロ養成機関の奨励会は「鬼の住み処」と言われます。この奨励会では前期・後期の半年単位でリーグ戦が行われ、その上位2名がプロ棋士となります。つまり年間プロ棋士になれるのは4名。その4枠しかないプロ棋士の枠を約30人の三段棋士達が争うのです。三段棋士はプロ棋士の卵といえども、プロ棋士にも負けずとも劣らない実力の持ち主達です。また、上位2名とはほぼ全勝近い成績を残さなければ到達できません。当然一生そこで戦い続けることはできず、年齢規定が26歳までとされいます。好成績を残しても上位2名に入らなければ意味がなく、この年齢規定で退会する奨励会員は少なくありません。
しかしそんな身を削るように戦っている奨励会員を相手に、彼は全勝近い成績を残し、しかも鬼の住み処を1期で抜けているのです。恐ろしいほどの才能です。

プロ入りを支えたのは母。

 奨励会は勝負の世界。必ずプロ棋士になれるともわからない将棋界に息子や娘を送り出す親の気持ちを考えると複雑です。奨励会は月2回で対局が組まれることがほとんどで、対局場所は東京千駄ヶ谷の将棋会館か大阪の将棋会館です。三段までは大阪の将棋会館で、三段からは東京の将棋会館です。通勤費は馬鹿にならないと思います。
 そんな中で藤井聡太四段のプロ棋士挑戦を応援したのは、他でもない母親だったそうです。藤井聡太四段は名古屋在住のため、名古屋―東京を新幹線で行き来すると考えても3時間はかかります。対局開始は9時なので、朝一番で、当時小学生の息子を将棋会館まで連れて行く。・・・想像しただけでも大変です。
 いまでこそ、奨励会3段リーグを1期抜けと騒がれていますが、奨励会級位者の頃には6連敗を喫したこともあり。小学生の藤井四段は号泣。それを一緒に悔しがり、次の勝利に繋げたのは母親が居たおかげでしょう。

藤井聡太の上達方法は

 藤井聡太先生の上達方法は詰将棋です。

 将棋を覚えるきっかけは5歳の時に祖母から教えてもらったこと。そこからはすぐに上達し、数ヶ月後には、近所の将棋サロンで腕を磨き始めたそうです。彼の将棋上達方法ですが、非常にシンプルで、詰め将棋です。

幼稚園の頃から詰め将棋をしていた?

詰め将棋に関しては、幼稚園の頃から没頭して解いています。東京や大阪に比べると名古屋は相手が限られ、実戦の機会がなかったこともあり。詰め将棋に集中して取り組める環境だったのでしょう。むしろ詰め将棋に集中して取り組めたからこそ、読み負けせずに星を稼ぐことができたのでしょう。

小学生低学年にして創作も!?

また、詰め将棋好きが困じてか、小学低学年にして詰め将棋の創作も始めています。詰め将棋の創作はやってみればわかりますが、とてつもなく才能が有無いいます。当然管理人はできません(笑)詰め将棋の創作は必ずしも、指し将棋の上達には繋がらないため、杉本昌隆師匠(七段)からの助言で三段リーグに昇段した頃から中断しています。創作ではなく、解く方に力を注いだため、結果も付いてきたのでしょう。ちなみに藤井四段作の詰め将棋は「将棋世界の詰将棋サロン」に2012年は谷川賞、2014年には佳作として掲載されています。解いてみたところ難しいのですが、読みが入っていて洗礼された詰め将棋でした。谷川先生と似ているように感じました。谷川先生も長手数の作品が多いですが、スラスラと読んでいける作品が多いですね。

詰将棋回答選手権で連覇中!

創作のみならず、解く方もすでに結果を残しています。トッププロ棋士も参加する詰将棋解答選手権チャンピオン戦で2015年、2016年に優勝しています。
詰将棋解答選手権とは詰め将棋の解答の正確さと早さを競う大会です。初級戦とチャンピオン戦に分かれていて、チャンピオン戦にはトップ棋士や奨励会員、トップアマが参加しています。選手権のルールは制限時間各90分で1ラウンドと2ラウンドに分かれ、1ラウンドは19手詰以下が6題、2ラウンドは21手詰以上が4題出題され、その解答率と早さを競い、優勝を争います。
そのチャンピオン戦でトッププロ棋士を押さえ、しかも12歳、13歳という年齢での優勝です。同大会でのプロ棋士以外の優勝は前例がありますが、(現プロ棋士の齊藤先生と船江先生他アマチュア棋士等)12歳という年齢での優勝は藤井四段が初めてです。また、2015年大会では、藤井四段が唯一の全問正解での優勝です。これまたすごいですね。
詰め将棋は読みの力と読みの正確さが求められますが、プロにも負けない詰め将棋力があると物語っています。
余談ですが、藤井聡太四段の息抜きは、難問の詰め将棋をパズル感覚でするのが好きだそうです。まさに将棋の申し子ですね(笑)



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藤井聡太の憧れの棋士

 

 藤井聡太先生の憧れの棋士は谷川浩司先生です。
 四段昇段時の今後の目標として、タイトルを狙える位置にいきたい、憧れの棋士は谷川浩二先生で、先生のような鋭い寄せを見せたいと語っています。
 詰将棋解答選手権でも触れましたが、すでに読みはトップ棋士にも負けない読みの深さと速さです。

 

藤井聡太の得意戦法は

 得意戦法は角換わり!

 棋風は居飛車党の本格派で、玉の囲いが薄い将棋や角換わり、対振り飛車には棒銀も得意のようです。囲いを固めてどーんという現代風の棋風ではないようです。玉が薄いは裏を返せば、攻め駒が多いと言うことですね。豊富な攻め駒で得意の読みの深さと速さで一手勝ちを読み切って、ぎりぎりのところを切り込んでいく憧れの谷川浩二九段の「光速の寄せ」に似た鋭い終盤の強さを見せるのももうすぐです。

まとめ

期待の新人藤井聡太四段のデビュー戦は早ければ、12月の竜王戦です。おそらくアマ強豪と対戦するのでは、と予測されています。
鋭い切れ味の将棋を見れるのはもう間近です。今後の活躍に期待です。
大山先生を追い越して、一時代を築いた中原先生は藤井四段の誕生したことをきいて「ほう、羽生くん(羽生三冠)はこの子にやられるのか」と言ったそうです。
佐藤名人や糸谷先生など将棋界には新しい風が到来しています。その風を藤井四段が大きな嵐にしていくことを願って、記事をしめたいと思います。
今後もよろしくお願い致します。



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